本当は,他の話題を書くつもりだったのですが…。やっぱりこの話題に触れます。
そうです,「
明徳義塾の連帯責任」の件です。
大会間際の「出場辞退」ということも含めて,一連のニュースを見聞きして,私も驚きました。
連帯責任という「方便」が,今回のようなケースで使われた事,そして,それが通ってしまった事は非常に残念です。
ただ,それを許したのは「
期待される高校球児像」というか, 「
ひとりたりとも高校球児はそんな事はしない,してはいけない」という
「国民的暗黙の了解」 があったからではないかとも思います。(話題を広げすぎですか?)
匿名の投書を誰が送ったにせよ,
「関係のないヤツは出してやってもいいじゃないか」「文字通り,監督不行届きなのだから,監督を代えて出場したらいいじゃないか」 という連帯責任否定派(選手の心情を慮る声)が多数であったのならこんな事にはならなかったのではないでしょうか。
もうひとつ。
「今回の事件とは直接関係のない選手がかわいそう」という意見もあると思いますが,彼らの中には自分達のチームのために暴力を振るった部員を自分達の手で告発,退部勧告するという声は無かったのでしょうか?
「
精神面での指導が十分でなかったのではないか」という指摘もあるようですが,高校生にもなって,自分達のトラブルを自分達で解決できないようでは,連帯責任もやむなしと思います。
事実,タバコの件は主将が部員を集めて自主申告をさせているようですし…。高校生にそこまで求めるのは酷でしょうか。(そのあと監督へ報告までしていたのに)
いずれにせよ,どうもこの
連帯責任というヤツは「
軍隊」 の臭いがして好きになれません。
そういえば,球界の盟主(?)は未だに戦時中のように「巨○
軍」と銘打っていますね…。
(ハイ,私は
アンチジャイ○ンツです。…話がそれました。)
ところで,高知高校の部員は
急遽丸刈りにして甲子園入りしたそうです。これも期待される高校球児像のようで,ちょっと違和感を覚えます。
お子さんをお持ちのみなさん,指導者のみなさんは今回の問題を,どんなふうに子供たちにお話になるのでしょう?

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