今日もK太はランドセルを玄関に放り出して遊びに行ってしまっていた。
それは毎度の事なのだが,それでもいつも6時過ぎには帰って来ているはずなのに,7時近くなっても帰ってこない。
ようやく帰ってきたのがちょうど7時頃。
「ただいまー!」と帰ってきたのでとりあえず一安心。
一息おいて,
「今何時だとおもっとる!学校のきまりでも6時には家に帰ることになっているのに。なんで遅くなったの!?」
K太
「あんなぁ,明日は七夕だがぁ?それでなぁ,笹を持って帰ってくるのにな,重くて時間がかかったに。」
父
「え? 笹?どっから持ってきた?」
詳しく話を聞くと,今日は家からはちょっと離れたところ(子どもの足で片道30分位か)の友達と遊ぶ事になり,その友達の家の近くの保育所の園庭で遊んでいたそうだ。
で,その保育所には七夕用の笹がたくさん置いてあったので,友達数人と笹を持って帰ってきたという。
つまり,K太は自分の身長よりも長い笹(しかも2本)をずるずると引っ張ってか,抱えてか知らないが,とにかく普通に歩いて30分の道を1時間近くかけて帰ってきたらしい。
あきれて言葉も無かったが,心配事がひとつ。
保育所にあった笹を
「もらって」ではなくて,「持って」帰ってきたこと。
明日,保育所の先生がビックリしなければいいのだけれど…。

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