さて,前回「明日からはちゃんとがんばる」といったK太。
本来なら
宿題が全部終わっていないので練習は休むという約束だが,
「できなかった漢字の宿題は朝,学校に着いたらすぐにやる」という条件付で練習への参加を許可した。
練習が終わって,家に帰る車の中で「宿題は?」と聞いてみた。
「今日のは時間が無くてまだできていない」
「あっそう。じゃあ帰ったらすぐにやっつけちゃおうで!あと,昨日の分の漢字の宿題は?」
「………。やろうと思ったけど,遊ぼうって誘われて,遊んじゃった」
「!? じゃぁ,やっていないの?」(ゆっくり話を聞こうと思い,車を止めた)
「…うん。やろうと思ったけど遊んじゃった…。ごめんなさい」と泣いている。
思いがけず
「もう野球なんかやめろ!」といってしまった。
K太はビックリして涙が一瞬止まった。
「昨日の夜の「明日からはちゃんとがんばる」と言った君の言葉は何だ?
野球と学校の勉強と友達と遊ぶのと何が一番好きなんだ?!」
「野球が好き,野球がやりたい!!」
じゃあ,何で今朝の約束が守れなかったの?
「ごめんなさい〜」
父の本音は「絶対野球をやめさせない,続けさせたい」という気持ちです。
でもそれは,レギュラーになって県大会に出るくらいになって欲しいとかそういうのとはちょっと違います。
他の野球少年ブロガーの皆さん(指導者やお父さんお母さん方)は,自主トレや研究を重ねているようでホントに頭が下がります。いつも参考にさせてもらってます。でも私自身はK太が自分で決めるまで,求めるまでは一歩下がっていようと思っています。
まだたかが小学校3年生です。でも,されど小学校3年生です。
自分で決めて,自分がやりたいと思うことに「がんばって」ほしいだけなのです。それをやらなかったK太の甘えについ,大声が出てしまいました。
K太の本当の気持ちはどのあたりにあるのか?
K太の視点まで降りて考えてやる必要がありそうです。
ちなみに,今日出された宿題はあっという間に終わらせていました。

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