ヤフオクで思いっきり散財してしまった・・・こりずに
営業「ヤベーなぁ、全然売れないよ」
設計「バカ売れしてるんじゃなかったのかよ」
営業「それがさぁ・・・欧米じゃオートフォーカスって全然売れないんだよ」
設計「んなバカな、日本じゃ大ヒットしてるのに!?」
営業「カメラにオートフォーカスなんて機能は不要なんだってさ」
設計「あ〜、そりゃドイツとかイギリスだろ、意地張ってんじゃないの?」
営業「オートと名の付く機能は嫌いみたいだね」
・・・
企画「じゃあ、オートフォーカスを外そう!露出もマニュアル最優先で行こう」
営業「なに?」
設計「マジ?」
企画「EOSをベースに完璧なマニュアルカメラを作ってやろうじゃないか」
設計「だけどレンズはモーター入りのオートフォーカスレンズしかないぜ?」
企画「モーター動かさなきゃいいじゃん!」
営業「そ、それだ! オートフォーカスができないオートフォーカス! 売れるぞ!」
そんな会話があったような噂を聞いたことがあるが真相は不明。でもそのカメラは実在する。
EOS1000が大ヒットした頃(1991年)のキヤノンの輸出専用一眼レフ『EF−M』である。日本では発売されていない。売れたかどうかも知らん。
「EF」はキヤノンのオートフォーカスレンズマウント、「M」はマニュアルの略。
EFレンズ専用のくせにオートフォーカスはできない。だから『EOS』ではない。
両肩に「絞りダイヤル」と「シャッタースピードダイヤル」を配置して露出もマニュアルが最優先。
当時、銀座レモン社のショーウインドウで見かけて唖然としたが、冗談にしては高価なためそのまま忘れようとした。しかし、両肩の2つのダイヤルがその後も夢にまで出てきて結局何年も探し回ることに。
何がそんなに気に入ったのかと言うと「絞りダイヤル」と「シャッタースピードダイヤル」の両方にある「A」というポジションなのだ。オートの「A」だ。そしてこのカメラには露出モード切り換えというものがない。
つまり、絞りを「A」にすればシャッター優先、シャッターを「A」にすれば絞り優先、両方とも「A」にすればプログラムオートということになる。大したことじゃないがなんだかえらく気に入った(^^;)
あれ?・・・確かこのレンズは持ってるような(-_-;)

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