今回のフライトから変更されるシャトルの装備。
シャトルの貨物室にはロボットアームが左舷側に装着されているが、今回からは右舷側にも似たようなアームが装着された。
これからはシャトルは自力で損傷箇所を探し出し、自力で修理しなければならない。あくまで宇宙ステーションや救援機の支援を受けられない状況でも帰還できることを目標として、装備が拡張されている。

CREDIT:NASA

右舷側(上の画像左側)に追加されたアームは従来のロボットアーム(SRMS)の先端に接続する延長ブーム(OBSS)で、その先端にはTVカメラとレーザー測定器がマウントされている。これを使ってシャトルの全身をくまなく精査する。
また、今回は耐熱タイル補修試験用キットが貨物室最後部に搭載される。
これで現代のスペースシャトルの外見上の変更点は少なくとも2点。ドッキングポート(機外ハッチ兼用)とロボットアーム延長ブームの常設だ。

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