レベルの1/144 ISS国際宇宙ステーションの製作を計画しているが、実はキットの内容と現在のISS建設計画には大きな違いがある。
当初計画では、ロシア製3名居住モジュール、アメリカ製4名居住モジュール、7人乗り緊急脱出ビークル(X-38CRV)が結合され、常時7名が各国の実験を遂行する予定だった。レベルのキットもこの計画通りの構成になっている。

© NASA

しかし、コロンビア号事故の少し前に米国は予算縮小の動きを始め、規模縮小が決定されていた。居住モジュールと緊急脱出ビークルの開発を中止するというのだ。さらに宇宙機関長会議が事故の余波でゴタゴタしている間にNASAの予算縮小は決定的になってしまった。
事実上、ISSに常駐できる人員はMAX3名までに縮小された。緊急脱出用ソユーズは定員が3名までで、しかもソユーズの宇宙耐用期間が200日しかないため無理はできない。たとえ日本政府がソユーズを購入したとしても1シーズンしか使えないし。
JAXAのホームページには居住モジュールについてこう書いてある。
将来は米国の開発する居住モジュールも加わり、
さらに機能が充実する予定です(調整中)
まだ諦めたわけではなさそうだが・・・
日本は、大規模実験棟「きぼう」を作り(ほぼ完成)、打ち上げ費用の対価として「生命科学実験施設」を開発、さらにHIIAロケットを利用したISSへの物資輸送システムを開発する。これほどの膨大な費用を負担しても、完成後に日本がどれほどの実験をこなせるものか未知数だが、それでもまだ日本は開発を続けている。
いつもの鈍重な判断も手伝って日本が取り残され気味になってるんだろうが・・・どうだろう、せっかくここまで作っちまったんだから、もっとお金出して、ISSを日本でもらっちゃいましょうよ。(実際には利用配分を買うわけだが)
米国は(というよりブッチュか)地道な宇宙実験には興味がないんだと思う。興味があるのはもっと派手なイベントだ。さっさとISS終わらせて火星へ行きたいんじゃないかな。それでも亡くなったクルーのスピリッツを継ぐことに変りはないのかもしれないが。
でも、日本は気まぐれに付き合ってることないよ。これが企業だったら今のうちに撤退するか、買収するかどっちかだよね。買っちゃおうよ。米国が火星へ行ってる間にスーパー半導体やガン特効薬を開発しちまえば勝ちだ。
そしてHOPEを再開し、有人HOPEを目指せ。タミヤも断熱材開発続行だ(爆)

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