
地球の皆さまこんにちは
こちらは太陽系第5惑星「木星」の衛星軌道上を飛行中の「飛龍」です。
今まさに21世紀最後のビッグプロジェクト「ジュピトリス計画」が開始されようとしています。
TVアサメシでは、この世紀の瞬間を余すところなく地球の皆様へお届けするために、100台のカメラとシャトル5機、そして1000名のスタッフを木星に送りこみました。
さあ、21世紀初頭の木星探査によって大赤斑内部に存在が確認された超巨大衛星! その神秘のベールが、今まさに剥がされようとしています。
大赤斑に突入するのは、NASAと航宙自衛隊が科学技術の粋を集めて開発した探査船「ジェットライザー」です。木星内部の超高気圧と高温、そして巨大衛星激突時の衝撃に耐えることができる探査船は、ジェットライザーをおいて他には存在しません。
パイロットはもちろん「時の旅人 テルスター中尉」です。数々の時代をその目で目撃してきた中尉は、木星内部でいったい何を目撃することになるのでしょう。
あ、ああっ、今、探査船「ジェットライザー」が母船「飛龍」から切り離されました。あ、しかし、おかしい、まだ予定時刻にはなっておりませんが?
ただいま入りました情報によりますと、ジェットライザーへの帰還ブースター装着作業中に事故が発生した模様です。どうやら帰還ブースターなしで、このままジェットライザーを突入させるようです。
ということは・・・ジェットライザーは戻って来れないという事になりますが・・・まぁ、パイロットは数々の時空の修羅場を乗り越えてきたあの「テルスター中尉」ですから、きっと元気な姿を我々の前に見せてくれることでしょう。
いってらっしゃい! テルスター中尉!
撮影に使用したキットは、これも1968年ごろ発売の「ニチモ ジェットライザー」。長岡秀星作の素敵な箱絵に似せるために機体のシルエットを改造。

0