おはようございます、ナカムラです。
今日は仕事が比較的暇なので、真昼間から日記を書いております。
今回はちょっとマニアックな話題、奇跡のセッションの話。
奇跡のセッション、何のことかとお思いでしょうが、音楽の世界、特にブルースの世界なんかでは、この「奇跡のセッション」や「奇跡のレコーディング」という言葉が時折使われたりします。
ミュージシャンも人の子、その時々で調子の良い悪いはあるわけですが、調子の良い時に録られた録音が、のちに名盤として語り継がれたりするわけです。
有名どころでは、ライトニン・ホプキンスの「Mojo Hand」。
神憑りなまでの演奏は、後世に多くの影響を与えてきたわけですが、その当時のレコーディング内容こそが奇跡のセッションだったわけです。
奇跡というものはそう簡単に起こるものではありません。
自分だけが調子が良くても駄目なわけで、周りのメンバーの状態、録音機材の調子、もしかしたらスタジオ内の空気の乾燥状態まで…ありとあらゆるものが巧く絡み合って初めて奇跡は起こるのではないかと思うのです。
そんなことを、今朝の出勤時に小島麻由美のシングル「わいわいわい」を聴きながら思ったわけです。
この「わいわいわい」も、僕の中では奇跡のセッションによる傑作であると思って止みません。
言葉の端々、声の出し方、ブレス、全てが奇跡です。
そう何度もあるとは思えない奇跡ですが、音楽の世界では何度となく訪れていたりするのです。
もしかしたら今夜あたり、どこかのジュークジョイントで演奏される曲が、奇跡のセッションだったりしちゃうかもしれませんね。
Lightnin Hopkins「Mojo Hand」
小島麻由美「わいわいわい」

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