2019/12/25
丹波の紅葉を見る!丹波市氷上町の圓通寺! 文化財研修記
兵庫県丹波市氷上町御油983には「歴史と紅葉と四季彩の里」と呼ばれる曹洞宗永谷山・圓通寺(えんつうじ)がある。 円通寺は、南北朝時代永徳二年(1382)の正月に、時の将軍足利義満が、後円融天皇の勅命を奉じて創建しました。今日まで六百余年の歳月を経た、禅宗の古刹です。
室町時代から江戸末期まで、二百余の末寺院と一千石を越える寺領を有し、丹波はもとより但馬、播磨、攝津にかけて君臨していました。ご本尊は如意輪観世音菩薩像です。後小松天皇が南北朝合体を祈願して、御自らお彫りになったものを下賜されたと伝えられます。現在の本堂や庫裏は、天保年間(1840)に焼失後再建されたもので、本堂は二層屋根になっており、唐風を連想させるものがあります。由緒を物語る二つの家紋について:ご本堂の屋根やお寺のあちこちに足利家の家紋「円に二引きの紋」と近衛家の家紋「近衛牡丹紋」が多く見られます。ご開山が足利尊氏の第四子英仲法俊、第二代が関白近衛道嗣の第三子牧翁性欽であることに拠ります。当時の武門と公家の最高位者の子弟を送り込んだことは、創建当時の尋常ならざる事情が伺えます。明智光秀と円通寺の関係は: 織田信長の中国攻略に伴う明智光秀の丹波攻めにより、この地の寺社仏閣は悉く焼き払われました。
この寺にも軍勢が近づいた時、豪氏荻野喜右衛門が光秀の本陣に赴き必死の説得の結果、兵火を免れたと寺伝は記しています。この寺の貫禄に暴挙を慎んだ光秀直筆の下馬札と禁制が遺されています。
1.紅葉の圓通寺参道(入山料は紅葉の時は300円必要)

2.同上

3.駒札(画像をクリックすると拡大して読めます。)

4.六地蔵堂

5.登り石段参道

6.紅葉の裏山を見る!

7.見事な山門

8.山門の両脇にある持国天像

9.項目天像

10.駒札(画像をクリックすると拡大して読めます。)

11.左は鐘楼

12.見事な鐘楼

13.お寺のあちこちに足利家の家紋「円に二引きの紋」と近衛家の家紋「近衛牡丹紋」

14.見事な本堂

15.本堂の如意輪観世音菩薩像を見る!

16.本堂の見事な彫刻

17.同上

18.見事な霊水が湧き出ています!

19.見事な禅庭の一部

20.此処にも霊水が湧き出ています。

21.日置黙仙禅師と山岡鉄舟の筆による「躍年遠の挙碑」

22.見事な車参道の紅葉と神池

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室町時代から江戸末期まで、二百余の末寺院と一千石を越える寺領を有し、丹波はもとより但馬、播磨、攝津にかけて君臨していました。ご本尊は如意輪観世音菩薩像です。後小松天皇が南北朝合体を祈願して、御自らお彫りになったものを下賜されたと伝えられます。現在の本堂や庫裏は、天保年間(1840)に焼失後再建されたもので、本堂は二層屋根になっており、唐風を連想させるものがあります。由緒を物語る二つの家紋について:ご本堂の屋根やお寺のあちこちに足利家の家紋「円に二引きの紋」と近衛家の家紋「近衛牡丹紋」が多く見られます。ご開山が足利尊氏の第四子英仲法俊、第二代が関白近衛道嗣の第三子牧翁性欽であることに拠ります。当時の武門と公家の最高位者の子弟を送り込んだことは、創建当時の尋常ならざる事情が伺えます。明智光秀と円通寺の関係は: 織田信長の中国攻略に伴う明智光秀の丹波攻めにより、この地の寺社仏閣は悉く焼き払われました。
この寺にも軍勢が近づいた時、豪氏荻野喜右衛門が光秀の本陣に赴き必死の説得の結果、兵火を免れたと寺伝は記しています。この寺の貫禄に暴挙を慎んだ光秀直筆の下馬札と禁制が遺されています。
1.紅葉の圓通寺参道(入山料は紅葉の時は300円必要)

2.同上

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4.六地蔵堂

5.登り石段参道

6.紅葉の裏山を見る!

7.見事な山門

8.山門の両脇にある持国天像

9.項目天像

10.駒札(画像をクリックすると拡大して読めます。)

11.左は鐘楼

12.見事な鐘楼

13.お寺のあちこちに足利家の家紋「円に二引きの紋」と近衛家の家紋「近衛牡丹紋」

14.見事な本堂

15.本堂の如意輪観世音菩薩像を見る!

16.本堂の見事な彫刻

17.同上

18.見事な霊水が湧き出ています!

19.見事な禅庭の一部

20.此処にも霊水が湧き出ています。

21.日置黙仙禅師と山岡鉄舟の筆による「躍年遠の挙碑」

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