美ヶ原にて:子供が小さい頃、松本にはずいぶん泊まりました
ぴとこさんの「建物は古いが、掃除の行き届いた、料理の美味しい宿」の記事を見て思い出したことがある
まだ、子供が小さかった20年近く前、松本の
【蔵の雰囲気がある古びた小さな宿】に、子供の友だち母子と泊まった
私は、そこの
「節の浮き出すほどに磨きこまれた床」 「広い階段・美しい手擦り」
木の美しさにうっとりしてしまった
夏だったので、私は裸足で木の感触を楽しみながら歩きまわった
ところが、一緒に泊まった友だちは、ガタピシした窓・シミの浮き出た土壁が、「汚い!陰気!」とアカラサマナ嫌悪を示した
駅前のチェーンホテルを利用するのだったと嘆く
私にとってこんなに魅力ある宿が、友だちにとって嫌悪の対象なことに驚いた
私には、ビニールクロスの壁紙にカーペット・ベッドの見た目は小奇麗なにホテルに魅力を感じないし、特に居心地は良くない
心も目も喜ばせるものがない「軽い部屋」
今、その古い宿は都市計画にかかって取り壊され、新しくなっている そこに泊まってみたいような、怖いような・・・
料理も美味しい宿でした

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