美術館をみる
新車がやって来て心が外に向くのですが、昨日はアウトドアには寒い日でした
明日が「ひな祭り」と気づき、
遠山記念館のお雛さまを観に行くことにしました
お雛さまの時期に行き合わせたことありませんが、ここのお雛さまが有名なのは知っています
「みんなお雛さまって好きなんだな、ずいぶん人の多い日だ」と思ったら、解説のある日でした 時間もピタリだったので、解説を聞いてみました
絵でも何でも、私は心惹くが一番であまり作品解説が好きではないのですが、昨日は寒いのを我慢しても聞きたいくらい楽しみました
人形の歴史や京と江戸の違い、人形に寄せる人の思いなどなど・・
古々ぶるしくてパッと見は綺麗でないものが多かったのですが、歴史を知ると今にこれらが残っていることに感謝しました
それにしても、小さき物への愛情、人形には良く出ています
良くぞこんな小さな物がここまで丁寧に作られていると、その技術に感嘆します
人形の多くは女性に愛されていますが、作者は男性ですね・・
石井好子氏寄贈のお雛さまがあり、そういえば彼女はいいお家の人だったとエッセイを思いだしました
私には、この寄贈のお雛さまと一組の立ち雛が家に飾りたいおひな様で、他のは家にあったら恐いような気がしました
こちらは、美術館ではなくてお屋敷の八畳間いっぱいに飾られていた、ここの創立者遠山元一氏のお嬢さんのお雛さまです
お雛さまの箪笥?の中に入っていたというお道具が美術館に飾られていましたが、可愛い裁縫道具や化粧道具などが、キレイなままに残っていました コレでは遊ばなかったのだろうと言う事ですが、お嬢さまでも大切に見るだけだったのでしょうか・・
お屋敷は、日興證券の創始者遠山元一氏が母親のために建てた贅沢な邸宅です
http://www.e-kinenkan.com/enkaku.htm
私は、日本建築のほの暗いところが好きですが、ここも欄間や障子に眼を見張り日本人で嬉しいと思えます
お座敷にはずいぶん前に入った事がありますが、解説つきでみるとまた見る目が違いました
母への想いを込めて作られた美しい邸宅ですが、母さん一人で住んだと聞くと「こんな広いにお屋敷にお寂しくなかったかな?」なんて思いました
お雛さまや五月飾りは、都内の息子宅ではなくてこちらに飾り息子家族がやって来たそうです
建築についての解説は、ここのHPがとても良いのでご覧下さい
http://www5c.biglobe.ne.jp/~totakeda/tohyama.htm
写真は家族の内玄関すぐの部屋ですが、この畳ご覧下さい
これは邸宅を作った時の物ではなくて、昨年ここで催した展覧会
「長澤英俊展」の作品で、これだけ残してあるそうです
昨年は具合が悪くてどの展覧会にも行けなかったのですが、見逃したものの中でホント心残りだったのがこの展覧会でした
見られた嬉しさと改めて見逃した事への悔いでした
過去記事
「身近な美術館・遠山記念館」 http://star.ap.teacup.com/aoisora/614.html
「遠山記念館&北本自然観察公園」 http://star.ap.teacup.com/aoisora/968.html

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