高崎市美術館パンフレット
「三沢厚彦 アニマルズ+展」と言う、動物の彫刻展に行きました
会場に入ったら、大〜きな象と一角獣、キリン、部屋は木のいい匂いでいっぱいです
「これからかな?」と、作品に鼻を持って行って匂いをかいでしまいました
作品には本物そっくりに色が塗ってあるので、木で出来ていると分からりませんでした 楠を彫っているそうで、樟脳の元になると言う木ですからいい匂いです
象や一角獣を傍でよく見ると、チャンと寄木になっていました 随分たくさんの木が寄せ合わせて使われています
キリンはフジTVのHpよりお借りしました
受付の横では、大きな白熊が迎えていました
この彫刻だけは記念写真撮らせてくれ、記念写真には係員がシャッター押してくれます
この展覧会、平塚市美術館で開催中、会期終了間近に
「まど」のうしろの正面さんの記事で知り、観られないこと残念に思っていたのですが、高崎で観られて嬉しい・・・
フジTVのHpよりお借りしました
3階は、実物大より小さいかな、という犬や猫、豚やサルが30匹以上部屋いっぱいにいました
動物そのものなのですが、デスマスクみたいな写しのそっくりとは違う動物なんです
なんと言うか、「この動物はこんなんだよな」と言う形で、本物とは違う形のに、囲まれていると生きている動物に囲まれているような気になります
どの猫も犬もすべて同じ方向を向いていて、その一点の視線のあう所に立っていると本当にたくさんの動物に囲まれている気になります 怖いって言うのとは違う、動物のもつ幸せのオーラに包まれている感じかな・・
もちろん、大〜きな像や一角獣も素敵でした
どの動物見ても気づいたのですが、この人は本物観てスケッチするとかではなくて、自分のイメージで作るそうですが、実にしっかり大地に立っています
もし、見に行くなら足に注目して見て下さい
私は自分が人物彫刻の制作するので分かるのですが、立っている形にはなっていても、しっかり立たせる(体重がしっかり大地を掴んでいるように)って、とても難しいんです
そして、肩やお尻、膝、お腹の張りが大げさなほどしっかりしています 動物の身体の大事なところを掴んでいる人だと感じました
でも、この展覧会は楽しく理屈なんていりません
この人の彫刻は観る人を幸せにします 小さな子とみたら本当に楽しそうです
「美術館の隣の建築の哲学堂」には、紙粘土の小さな作品がいっぱいにあったのですが、あれ観たらお母さんは子供に自由にいろいろな物作らせてあげたくなるでしょう
キャラクター物や怪獣など子供の好きな物ばかりです そう言えば、この人のスケッチもまるで子どもの絵のようです
駅の反対側の
「高崎市タワー美術館」で「太陽と月のかがやき」展も観ました
中秋の名月の頃に観るのはいいものでした
そうそう、高崎美術館は3階建ての美術館ですが、階段が吹き抜けで下を見られます
「彫刻を上から観られるのは嬉しいな」と、動物の背中を見下ろしていたら、壁の途中の窪みにウサギさんがいました ちょうど中秋の名月の日なので、月の中から?のイメージでした 他にもいくつかカクレンボしている動物いましたから、お見逃しなく・・・
伊丹市美術館パンフレット
写真では分からないのですが、どの動物も目が怖いんです
でも、癒される不思議な動物たちです
伊丹市立美術館 11 月3 日(土)〜 12 月16 日(日)
ふくやま美術館 12 月22 日(土)〜 2008 年3 月9 日(日)

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