根岸森林公園は綺麗だった 緩やかな起伏が目に心地よく、何処までも続く緑の芝生はのんびり昼寝したくなるようだった
隣で、
千春さんが「夕方の公園なんて来たことないな」と喜んでいる
潤平さんは先を歩いていた
3人とも、好きなところにデジカメを向けてのんびりシャッターを切っていた 丘の上をぶらぶら歩き林の中に入った 暑いような日なのでヒンヤリ心地よかった 木漏れ日が綺麗だった
私は以前から横浜のこの公園に来たかった そして、ネット友だちの千春さんが会いたいと言ってくれていたので、私がこの公園に来られる時、膝を痛めていた千春さんの膝が許すなら一緒に歩こうという事になっていた そして、千春さんと同じ横浜の潤平さんも参加してくれた
この日、私の体調は決して良いとは言えなかったが、私にはこの公園に友だちの思い出があり、行ける時に行っておきたいという思いがあった こんな時は約束のあることが嬉しかった そして、来てしまえば楽しさから具合の悪さなどはスッカリ忘れてしまった
これは桃かしら、梅かしら? 桜かな、これサクランボみたいなど・・と林の中を歩いた 池には黄色の睡蓮が咲いていた 黄色とは珍しく小ぶりな花は可憐だった 小さな花も水に散っていた
ベンチでたわいもない話をのんびりお喋りしているうちに、肌寒くなっていた 横浜で飲もうと、バスに乗った
来る時も、根岸の駅から公園まで道が分からないので、歩いて15分という道のりをバスに乗った その時にバスがタクシーにぶつけるという事故があった 私たちは後続のバスに乗り換えたのだが、ミーハーの私は「どうしてあんなところにタクシーが止まっていたのかな、あの運転手さんはどう処分されるのだろう」となどとまた気になった
夜は、飲まない千春さんには気の毒だったが、ノンベイの私には料理は美味しく楽しい時間だった やっと来られた根岸森林公園に興奮しハイになった私は、一人で喋りまくってしまった気がする
そして、入る時に「お座敷は8時半までですがよろしいですか?」と聞かれた時には十分な時間と思っていたが、8時半はすぐにやって来た

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