昨日のblogの続きのようだが、人は自分の話を聞いてもらいたいのだと思う 自分では無口だと言う人も、話が上手に出来ないから黙っているだけで、やっぱり聞いて欲しいと思っているように感じる 男性に得意分野を語らせたら延々と続く 私も絵の話を延々と語らせてくれる、絵の分かる相手が欲しいと思う(笑)
私が今まで出会った人に、とても聞き上手な人が2人いた 一人は若い静かなかわいい娘だった 彼女は老若男女にモテモテだったが、なんかそれは分かった ただ、私は彼女と長く付き合っていくうちに、話すのはいつも私、彼女からは何も発信してくれないと気づき、だんだん離れていった
もう一人は私よりも10歳くらい年上の女性だが、大きな目をクリクリさせて耳を傾ける こちらが話している間は遮ったりはしない そして、そうなの・・そうかも知れないわね〜と共感し、自分の意見も言うが、自分の意見に固執したりはしない
この彼女も人気者で、友人知人に合えばどこでも呼びとめられ、すぐに話が始まる 彼女に時間の約束は無理だ 彼女が大好きだが、これには耐えなくてはならない
娘が小学生の頃、人の話に口を挟むので悩んだことがある 子供たちが、車で一時間くらいのところで音楽のレッスンを受けていたので、私は毎週往復2時間子供と一緒だった この時間は、私が子供とだけ向かい合える時間だった
この時に、息子と話していると必ず娘が口を挟むのだ 「今はお兄ちゃんが話しているから終わったらね」と言うと、その話の時には黙った しかし、また別の話になるとまた同じ事が起きた 私は何故かな?と疑問に思っていた 娘は、控えめで大人しく、あまりオシャベリは得意ではない子だったのだ
そんな時に、ラジオで「人にシッカリ話を聞いてもらえない子は、人の話を取る子なる」と言うような話をしていた 私は、あっ!と目からうろこの思いだった 息子は言葉がドンドン出てきて会話が弾むタイプだが、娘は何か言いたくても言葉に詰まり、なかなか話が進まない 3人で話していた時に、そんな娘は置いていかれ息子と話を進めてしまっていたのだ
それ以後、娘が何か話そうとして言葉に詰まり、息子が話を進めようとした時には、必ず「ちょっと待ってね、Nちゃんの話が終わってからね」といくらでも待った そうして、娘の話がつかえても最後まで聞くように心がけた ひと月位した時にふと気づくと、娘が人の話に割り込むことはなくなっていた なんということはない、娘が悪いのではなくて私が悪かった
これは大人でも言える気がする 私が具合の悪い間ずっとウチにいて、久しぶりに友だちに会った 「あなたが、こんなにオシャベリな人だとは思わなかった」と言われた(^^;

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