自分はいつから高校野球を見なくなったのだろう?
高校入学前までは対戦結果をノートに書きとめて、時にはスコアブックをつけたりして観戦していたのに.....
だから、原辰徳(現G監督)、定岡正二、工藤公康(現G投手)、荒木大輔、ドカベン香川、牛島(現ベイ監督)、金村などみんな甲子園に出てたのを見てきている。
逆にイチローとか見てないんだよね。
多分、自分が高校で野球やってたからいろいろなものが見えて冷めてしまったのかも?
しかし、今年の甲子園はいつになく結果が気になりTVも見た。
それは、駒大苫小牧が74年ぶりに3連覇なるか?ということに興味をいだいたからだ。
多分、北海道の学校でなかったらここまで興味を示さなかっただろう。
初優勝をして北海道に帰る機内で
『只今、深紅の大優勝旗が初めて津軽海峡を越えました!』
というアナウンスがあったという2年前から去年、今年と甲子園に帰ってきて、しかも決勝戦まで勝ちあがってくる.....チームを作り上げる監督さんは名将の名にふさわしい。
そして、3連覇をかけた決勝戦で歴史に残る熱闘。引き分け再試合。
相手早実のエース斎藤も勝ち上がるまでに4連投!7試合全て一人で投げ抜いてきた。
高校でも継投が主流になってきている昨今、たいしたピッチャーだと思う。
一方、駒苫のエース田中はいつも途中からの登板だが先発より途中からのほうが燃えるタイプらしい。監督が選手の性格を見抜いての起用法である。
その田中の出番はいつもランナーをスコアリングポジションにためてからの登板になる。
しかし、そのピンチを抜群の制球力で切り抜ける。頼もしいエースである。
20日の試合は息詰まる投手戦!
8回にはホームランで勝ち越す駒苫だがすぐその裏に犠牲フライで追いつく早実。
それ以降もピンチになるも淡々と投げる両エース。
延長になったときに...再試合かな?...なんて思いがよぎった。
11回まで見て友人の結婚披露パーティに出席のため家を出たが案の定引き分け再試合だった。
再試合の21日は早実は斎藤だったが、駒苫はいつも通り田中が先発ではなかった。
しかし、すぐ田中の出番は訪れ両投手の投げあいに.....
どちらかというと田中のほうに疲れが見えいつものキレがなかった。
試合は4−1早実リードで最終回を迎え誰もがあと3人アウトを取って終わりだな...と思ったはず。
しかし、駒苫の3連覇にかける想いの強さを見せてもらった。
中沢が意地の2ランを放ち3−4と1点差に詰め寄りまだまだわからない展開に...
最後は一発長打もあるエース田中がバッターボックスに立ち本当のエース対決に...
しかし、田中の強振したバットが空を切りゲームセット。
優勝した早実斎藤は涙を流し、最後のバッターになった駒苫田中にはやり遂げたという爽やかな笑顔が...。
久々に手に汗にぎる試合を見させてもらい試合後は何か晴々とした気持ちにさせてもらった。
これぞ高校野球!自分が子供のころに見てきた甲子園を今年見させてもらった。
両校のみなさん、優勝、準優勝、おめでとう!!

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