一般に人が何かをする場合は三拍子で行っていると言えます。
それは、@何か欲しいと思う。Aどうしたら手に入るか考える。B具体的に行動する。の三段階です。
脳科学的には@は右脳が Aは左脳が そしてBは小脳が関与しているようです。
図形を使用すれば
@が丸型=情緒 Aが三角形=論理 Bが四角形=行動のイメージとなります。
行動するには、あるパターンを身に付ける必要があります。形であるとか道であるとか訓練によって得られるものです。(柔道、茶道、武士道、思考道)
システム開発分野では最近「ITアーキテクチャ」が重視されつつあります。それは要するに@お客様が本当に何を望んでいるかを探り出し、Aその要求を定義して、Bコンピュータが動くようにあるパターンに置き換えること。システム全体を見える化して再構築することと言えるでしょう。
そのためのツールが
@マインドマップ、A8W1H、BUMLの三つです。
@の
マインドマップはイギリスの
トニー・プザンが開発したもので、あるテーマを中心にして放射線状に拡散して連想的に発想するツールです。
Aの
8W1H(マンダリックス)は日本の
千々松健が開発したもので、疑問詞構文の5W1HにWhich,Whose,Whomを加えた9つの質問に応えることで最適なストーリーを構築するビジュアルなツールです。
Bの
UMLは合計13種類の図や表を使用して実際の業務の流れをプログラムに落とし込んで行こうとする国際標準化のツールです。
このうちBのUMLはソフトウェア開発にしか役に立ちませんが、@マインドマップ、A8W1Hはあらゆる分野にて使えるツールと言えます。
現にフィンランドの小学校教育では国語の授業で@マインドマップとA8W1Hの考えの基本である5W1Hを導入して、読解力世界一を誇っています。(
フィンランド・メソッド)
わが国も知識のつめこみではなく、創造性と知恵の習得を
教育再生のテーマにして欲しいと願うものです。

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