パソコンの隣にある本箱の整理を、少しずつずっと続けている 本箱と言うものは、途中で引っかかってしまうので、なかなか終わらない 私は写真のネガも入れていたので、アルバムに貼っていない膨大な写真もつい眺める
等身大1作目、この頃はオシャレ心もまだあった
今日は彫刻の
「石膏取り」の写真が出てきた これは、やっと作品が出来上がってほっとした後に待っている、本当に辛い作業だ 難しいし、汚れるし、疲れるし、時々失敗もする 狭い所でお尻つき合わせながら、場所も水も譲りあってやるときにはもっとキツイ
そして一番辛いのは、いつも時間に追われていることだ 朝から晩まで5−6日かけてやるのだが、場所を使える日が限られるので、途中に休みを入れられない それで、私は息子の中学校の卒業式にも出ないと言うことになる
お金があれば他人に任せたいが、等身大くらいの粘土像の石膏取りを業者に頼むと15万円くらいかかると聞く まあ普通の人には出来ない相談だ 作品の出来が気にいらない時には本当にやりたくない でも、粘土では保存も発表も出来ないし何十日もかかって作った作品でもあるから、やるしかない
彫刻家にキレイな女性はいないと言うが、自分がやるとそれが分かる 粘土をいじっている時も埃だらけだが、この石膏取りは空気が白く見えるほどだ 手はボロボロになる こうなるとオシャレなんて気持ちはだんだんなくなる
この作業が終わった時には、身体はボロボロになり2-3キロは痩せる それでも、やりたいのは宗教みたいなものか・・

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