下の写真で踊っている青年と
私は、何年かフェスター・ペアレントを続け、その後長く「近隣に住む・外国人のための日本語教室」に参加していた そのどちらも楽しかった
最初は「英語を話せる!」ということで講師になる人が多かったが、フタを開けてみたら、生徒として来るのは主に南米やアジアの人たちだった
英語は何処の国の人とも共通語ではあったが、英語を話せると喜ぶほど使える相手は少なかった また、英語圏の在日外国人たちは田舎ではちやほやされ、かなり英語レベルが高い相手を求め自分の益にならない人には概して感じが悪かった そんな中で、英語圏でない人たちにも魅力を感じた人だけが、講師として残っていった
南米のブラジル・アルゼンチン、東南アジア各国、中国、台湾、パキスタン、トルコと様々の国の人が来た 研修生やかなり知的レベルの高い人たちは概して持続力や好奇心も強く教室も続いた ここに来ようと言うくらいだから、皆それなりにやる気はあったが、 生活に追われる人が多くなかなか続かなかった
また、各国のお国柄があり、日本人の感覚では驚くことも多かった 日本語検定を受けるような人もいるが、1,2回きりの人も多く、やってもやっても糠に釘のようなむなしさはいつも付いてまわった
そんな中で、東南アジアの青年たちは人気があり、皆の心のオアシスになった どこか日本人に通じるものがあり、暖かく彼らといるのは楽しかった 私は英語が苦手だったので、ことに仲良くなった 日本人に似てはいるが、開けっぴろげで彼らの方がずっと愛嬌があった
2時間のうち最後の30分はみんなでのお喋りだった 通っている人に、料理教室の講師をしてもらったり、各国の踊りや民族衣装披露、色々な行事で私たちは暮らしや考え方の違いを知って行った
インドネシアの踊り
そして、ここに来るといつも元気をもらえた 外国に来て、劣悪な労働条件の中で働きながらも明るく努力する彼ら これだけの努力を私たちがしたら英語も上手くなるだろうなと言う人もいた
私は、日本で使われる
ボランティアと言う言葉が苦手だ 何か上から下へ施すみたいな印象があり、お互いが対等ではないように思える
私は、ボランティアとは出来る人が自分が出来るだけのことをやる、それはやっている自分がどこか嬉しいからやることだと思っている
たぶん、ここで講師をしている人たちにはボランティアなんて意識はないだろうと思う
料理教屋

黄色のシャツの女性は上で民族舞踊を披露してくれた人です

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