私は腹ペコさんのblogが好きで定期訪問者です。
この頃は、模型話が多くてパス気味でしたが、この記事見てビックリでした。
http://blog.livedoor.jp/fw190d2dora/archives/51848101.html
彫刻でも漫画でも、人が立っていたり犬を引いていたりぶら下がっていたりと色々な場面がありますが、実際に犬に引っ張られ踏ん張っている体や、身体がぶら下がっていたりすることを表現するのは難しく、多くの作品は「形だけ」が立ち引っ張られぶら下がります。
絵の中から「鉄棒と足元抜いた時」、その人が手を上に揚げているのように見えるか、鉄棒や足元の空間がなくても「ぶら下がっているように見える」かの違いです。
それは、体の何処に力が入りどのようにバランスとっているかを表現しないと出来ません。
そして、模型の人物だって同じなんだ!と、驚いた訳です。
ナウシカは踏ん張っていますね・・
別に模型を甘く見ていたとかそういうことではないのですが、見る目が甘くては何でもいい作品にはならないと知りました。
私の山友だちにスケッチ始めた人がいるのですが、絵素人の彼のデッサン力に驚きました。
注文の機械製作者なので、「もしかして、顧客に絵で説明している?」と問うたら図面だけでは相手に分からないので、スケッチで詳しく説明するとのことでした。
これが、「3次元のものを2次元で表現する力」を身に付けさせたのでしょう。
たぶん、「この人なら彫刻も出来る」と思いました。
絵を描く人には、人や物をシュルエットだけで表現し、世界が3次元の立体の世界であることを省いてしまう人はかなりいます。
絵でも漫画でも、「この人がもっとデッサン力つけたら凄くよくなるのにな〜」と、思うことは多いです。
しかし、凄いデッサン力を持つ人がいい作品創るかと言うと、そうとは限らないのですよね。
デッサン力は努力でかなり補えますが、感性の方はどうにもならないのがつらいところです。

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