私、ここ数ヶ月本気で「山の家」を探しています。
ずっと前から、暇にまかせてネットで古民家や別荘眺めていました。
でもそれは、遠い憧れ「宝くじが当たったら・・」のような夢でした。
この春、物凄く安い物件を見つけました。
ここなら私に買えるかも・・と、急に夢が膨らみました。
ちょうどその頃、近所の騒音被害に晒され思いはつのりました。
夫が、来春は定年退職なので時期的にもちょうど良く賛成を得られました。
結局、その家は頭金払い込んだほどなのに売り主のありえない要求でキャンセルしました。
その後もあれこれ見ていますが、「値は、値ったけのことがある」と祖母が言っていましたが、よくその言葉思い出しました。
安いものにはしっかり安いなりの理由がありました。
古民家って一見安いようですが、それなりの生活できるように修繕するの何百万もかかると知りました。
そして、一番問題なのは「維持が大変」と言うことです。
そこに住んでいてさえ草取りや雪掻きなんて苦になりそうな事を、行くたびにやるとしたら行くこと自体がウンザリですね。
その前に、着いたらまず掃除というものイヤになるかも・・とか、あれこれ悩みます。
もし、1泊1万円の宿に泊まったとして、そのお金でXX日泊まれるとか考えてしまいます。
山の家で、「年間何日過ごすか?」というのが分からないのも悩みどころです。
もし、持つなら「管理のある別荘地の別荘」となりました。
それでも、心配です。
夫は、別荘に来ても涼しいと喜びゴロゴロするだけで、家事も草取りもペンキ塗りもやる事はないでしょう。
すべてが、私の仕事・・・ 私の管理・・・
これほど心配事があるのに夢が捨てきれないのは
結婚以来
静かなところで暮らしたい
雨音や木々のささやきが
騒音に消されないところで暮らしたい
長い不調の間
どうせ空を見て寝ているなら、山が見えるところで寝ていたい
と、ずっと願って来たからです
もし、「長期滞在しやすい簡単なコンロや電子レンジある」長期滞在型ホテルがあれば、これほど望まなかったでしょう。
ホテルって、連泊しても「昼間寝ている」にはかなり居心地が悪いところなんです。
もし、私の父のようなような人だったなら悩まなかったでしょう。
掃除も設備も大工仕事もペンキも何でもok、草とりくらいが私の分担だったでしょう。
それでも、夫を選び替える事が出来ても絶対に父のような人は選びません。
父は母の事をそれは大事にしましたが、いつも夫の掌の上にいること望み拘束の激しい人でした。
娘3人とも、「父親好きっ子」でしたが妻を放し飼いする人と結婚しました。
夫は、「生活費入れる以外に何も望むな」と言う人です。
そういう人と29年近く暮らしたからこそ、私は自分で考え行動し、山の家のことも自分で決めようとしています。
父のような人に、しっかり庇護され何も心配ない生活していたら山の家持つことなんて考えもしなかったでしょう。
父の日に、あれこれ思い出していました。

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