二宮尊徳(二宮金次郎)は、「五常講」と言うとても現代的な金融システムを開発した人物として、金融史にも名を連ねます。
尊徳が小田原に居たころ、生活に苦しむ藩士の為に、はじめた「五常講」とは、五常(仁、義、礼、智、信)の徳を実践し、藩士間で出資、貸出する金融組織の事です。
五常講
仁=おもいやり・・・困った人に金を貸すこと
義=道理・・・借りた金は約束通りに返す
礼=感謝・・・返すにあたって利息をつける
智=能力・・・借りた金の活用をする
信=信頼・・・相互に約束を守り合う
五常講の運営
財源=土台金、善種金、加入金、謝礼金(利息)
貸付方法=低利、無利息貸付
保証方法=連帯保証〜投票者、または同組合者の者
借入者決定=投票、または組ごと
この「五常講」は、明治時代に設立された報徳社、そして現代の信用組合の原型になりました。