始まりは友達から送られてきた本だった…
いつも一緒にいた綾瀬と徳永と俺。綾瀬は勉強ができるけどそれを鼻にかけない奴で、徳永はリアルしずかちゃんのような完璧な女。俺は地味でなんの取り柄もないけど、同じアパートに住む俺らはどこへ行くのも一緒だった。
だけどそんな日々は突然終わりを告げる。俺の親父の転勤が決まり、俺達家族は引っ越す事になったのだ。
「どんなに気の合う奴がいてもそいつがブラジルに住んでたら出会う事ないんだよなー」
綾瀬がそんな変なセリフを言いながら変な顔をすると
「だけど私達はあなたがブラジルに行っても友達よ」
徳永はそう言って笑った。いや、俺はブラジルどころか日本から出る予定はないぞ
引っ越してしばらくすると、綾瀬と徳永から小包が届いた。綾瀬の家族と徳永が旅行に行って来たらしく、何枚かのポストカードと写真が入っていた。
外国のような景色だった。自然がものすごく残っていて、まだ地球にこんな場所が残っていたのかと思った。
それにしても…
旅行のお土産だかなんだか知らないが、こんな古くて分厚い本を送られても俺は困るぞ。外国語なんて読めないし…
俺は呆れながらも一応その本を見てみる事にした。すると書いてある言語は読めないのに理解できる!頭に直接情報が入ってきてるようだ!でも、この情報は…これは魔法を使う為の魔術書!?
魔法使いになった俺を待ち受けていたもの。それは目を疑うような不幸だった。旅行に行った綾瀬の家族と徳永が列車事故に巻き込まれて死んだというのだ。旅行に行ってなかった徳永の両親が俺に手紙をよこし、「娘が旅行先から君に手紙を送ると言っていた。せめてそれができていれば思い残す事はないだろう」なんて…
俺達はまだ小学生だ!!小学生なんだぞ!!思い残す事がないはずないじゃないか!!
俺は魔術書をめくって人を生き返らす魔法や時間を戻す魔法を探した。しかしどこにも載っていない。魔法が使えるようになっていい気になっていたのがアホらしい。友達の為に俺はなんにもできないんじゃないか…
友達との永遠の別れ、自分の無力さを知った彼は心を閉ざしひとりぼっちとなる。クラスでは嫌われていて不登校気味。学校に行きたくないが為に魔法で自分の足を骨折させたりもした。そんな嫌われ者の魔法使いの話…
メモ
骨折が治った後に空飛んで学校に遅刻して行ったら、なんとその日は運動会だった。練習もせずに遅刻もしてきた彼にクラスメイト達は不満をぶつける。
「やる気がないなら来るな」
「骨折したのにTSUTAYAにいたらしいじゃん?(←魔法で歩いてた)」などなど。
彼は「骨折はできるけど死ねなくてごめんね!」と叫んでその場を後にしたのだった。
久しぶりに面白そうな小説の設定思いついた。ってか夢で見たのを膨らませた。でも書く気力はない。一応メモメモ

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