今日から4月。今日は特別大嘘をつこうと思っていたがチャンスを逃した。
たちの悪い嘘は普段からつかれているのでここぞとばかりに心待ちにしていたのだが・・・(笑)
そもそもそんなことを言って楽しんでいるような年齢でもない。
学生時代は結構「面白い人」だった と思う。
人を笑わせるのが快感だった。特に先生のものまねや、いたずらをする為に学校に通っていたようなものだ。
とにかく勉強以外のものには興味があってエイプリールフールの日などは寝ないでネタを考えたりしていたものだ。
遅刻をすることは芸能界では特に「ヤバイ」行為で当然今は笑い話にもならない。
だが小学生の頃などは毎日のように遅れて行っていた。もしかしたら「ネタ」の一つとして確信を持ってしていたのかもしれない。
先生も面白い先生も居たなあ〜!
ある年の4/1日早朝、遅刻の理由をどうやって言い訳するか考えながらパンをかじっていた。勿論雷親父に見つかったら「ズシラカサレル」(宮崎弁で・「拳骨を貰う」の意味)
小さくなりながら校舎に入ると当然「シーン」と静まり返っている。
下駄箱で「上靴」に履き替える際、遅刻常連組と会釈を交わす。
その輩も中々面白い男児で女の子に「この人面白い!」等と絶大な人気を博していた人物だ。とかく彼よりも早く登校することは絶対に我が名誉の為にも避けなければならない。
その頃の人気者とは「運動会で足が速いか」「どれだけ人を笑わせるか」だけだった。僕は足がとても遅かった。
教室の後ろの引き戸を静かに開ける瞬間。「ドキ・・・・ドキ・・・ッ」
このスリルと興奮は病み付きになるものだ。
僕に気づいた学友は「クスクスッ」とわらいだす。
ここで僕は彼ら彼女らの心をつかみそして放さない。
黒板に向かう教師はチョークで謎の暗号とも感じる文字を書きながらもブース内の雰囲気で「仲代」の登校を確認している。
振り向きざまに「仲代君、又遅刻かい!今日の言い訳は?」
「はい、ぜんぜんふみきりのしゃだんきがあがらなくてずっとまっていましたら、せんせいのじゅぎょうにおくれていまいました」
ここで女学生たちのほとんどが堪えられずに笑い出すのだ。
先生も仲代ごときの小僧に女学生たちに人気を奪われたくない為、憤慨することなく、「中々面白かった! 今日のところは大目に見てやろう」
女性郡を味方につけておけば敵など居ないことが大いにお判りであろう。
こう言った洒落がわかる先生も居た。
エイプリールフールは僕にとってその頃毎日が4/1だったのかもしれない。
「嘘」「ギャグ」「洒落」「冗談」。「T・P・O」を弁えれば時に笑いにもなるし、凶器にもなる。
あまりにシリアスになると冗談も言えないつまらない大人に成ってしまうのかもしれない。故に女子大生には見向きもされない寂しい人間になる恐れさえある。「サジ加減」は料理にも通じる際どいキーワードだ。