DSPが普及し、安価なモデルにもDSPが内蔵されている昨今ですが、音作りそのものがDSPメインとなりつつあるようです。
サブ ・ ロー ・ ミッド ・ ハイ にパート分けされたクロスオーバーにEQとTA、オーディオ初心者の方にも分かり易く使い勝手が良い、誰でも気軽に音質調整が出来るなど、まさにいたりつくせりと言った所でしょうか?
ですが、サブ・ロー・ミッド・ツィーターの各パート(3Wayクロス内蔵の場合はサブ・ミッド・ハイですが)、サブはローパスオンリーでクロスポイントに制約があり、ハイも同じく制約のあるクロスポイントにハイパスオンリー 、隣接するチャンネル間のEQが干渉する ・ ・ ・ ・ 。
普及モデルには、このようにチャンネルごとに制約のあるクロスオーバーや、全チャンネル通しのチャンネル間で干渉してしまうEQが多く、この手のDSPは私的にはどうにも使いづらい ・ ・ ・ 。
当店のデモカーはフロント4Wayシステム、ドアにウーファー(ミッドロー)、キックにミッド&ツィーター、ピラーにスーパーツィーターと言った内容ですが、この手DSPで例えばミッドの100Hz位をチョイとブーストしたくても、ウーファーの100Hzまで仲良く一緒にブーストされ、キックに付けたツィーターの10kHz付近を調整した場合も同様、同じ帯域を受け持つスーパーツィーターまで一緒に動いてしまいます。
クロスオーバーにしても、例えばフルマルチでウーファーを1kHzくらいまで、スーパーツィーターを12kHz位から出したくても、クロスオーバー自体に制約があるため、某有名メーカーのハイエンドモデル(かどうか知りませんが)を持ってしても出来ません。
私の場合、基音や倍音に忠実な調整を心掛けているのですが、このような制約のあるDSPでは自由度を失い、型にはまったシステム構成や音作りになりやすく、とどのつまりDSP本位な音作りになってしまい、面白味の無い不本意なシステムになってしまいます。
型にはまる事を嫌い、常に他人とは違ったシステムを率先する私にとって(ただの天の邪鬼とも言う) 上記のようなDSPは、システム構成と調整の上で、かえって頭をひねらす悩みの種となる利器になり兼ねません。
やはりDSPには、もっと自由度が無いといけません。
各チャンネルごとのオールパス、ローパス、ハイパス、バンドパスは当たり前、EQにしても各チャンネルと干渉しない独立調整式が好ましく(カーの場合は特に)、このようなDSPがあったらもっと良いのに ・ ・ ・ 。

当店でよく使用するDSPはコレ。
天の邪鬼の私にピッタリな、各チャンネル完全独立調整が可能なUSC−PRO。
調整はパソコンにリンクさせるので画面も見やすく、調整パートを呼び出すのもワンアクションで可能。
クロスポイント、スロープ状況も任意に指定が出来、ほとんど制約が見られない仕様となっており、特に使い易いのが各チャンネルに5バンド備え付けられたパラメトリックEQ。
コレが本当に便利なんです。

HUも選ばず完全独立6チャンネルなので、コイツを駆使すれば5.1chも可能です。^^
しかしコイツは3Way、ウチのデモカーは4Way ・ ・ ・
今はミッド&ツィーターをオリジナル・パッシブで鳴らしてます。
が、あと1Wayあれば ・ ・ ・ ・ ・。