古書買い取り持ち込み顛末記  身辺雑記

「終活」の一環として、
押し入れの整理を始め、
下段右側にあった段ボールをまず整理。

3箱の段ボールが空になって、
出て来たのは本と映画チラシの山。
ひもで縛り、台車を使って、
1階のゴミ集積所にせっせと運びます。                      
私の団地は、各棟にゴミ集積所があって、
市の収集日と関係なく、
いつでもゴミが出せるので便利です。

ただ、本の中にはこのまま捨ててしまうのも惜しく、
誰かに読んでもらえたら、
と思うものもあり、
古書店に持ち込むことにしました。

まず、単行本の中から、これは、というものを選んで、
新浦安の商業施設の中にあるBOOK・OFFに。
以前、新刊本を持っていったら150円にしかならず、
二度と行く気が失せましたが、
段ボール一杯の本を神保町に持って行く気もせず、
車で運んで行きました。

本を段ボールから出して、番号札を渡され、
じきに呼び出しがかかって行ってみると、
本が2山に分かれています。
「こちらのは引き取れません。
こちらは引き取らせていただき、
価格は95円です」

95円!
19冊ありましたから、1冊5円
笑ってしまいました。

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まあ、単行本は沢山出ていますから、
5円で20冊仕入れて1冊が100円で売れれば、
原価回収、という理論なんでしょうね。

意気阻喪しましたが、
↓の本は、

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演劇関係の本で、捨てるより、
誰かに読んでもらった方がいい、
と考え、ネットで調べた上で、
神保町の演劇や映画の本を扱う店へ。

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預けてすぐ回答が出て、
「800円」ですと。
店員が「どうしますか?」と聞きましたから、
安いという自覚があるのでしょう。
「それで結構です」
と800円頂戴して退散。

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あとで調べてみると、
古書店の経営でかかる経費は、
人件費2〜3割
店舗代、倉庫代2〜3割
光熱費他1〜2割
買取 2〜3割
で、この経費を全て本の売り上げでまかなうわけですから、
店頭販売価格の2〜3割という買い取り価格は譲れません。
中には高価な本や稀覯本で高い原価率のものもありますから、
普通の本は、売値の1〜2割くらいで
買取をするのが通例だといいます。

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売るのに年単位の時間がかかる物は1〜5%買取も有ります。
まさにBOOK・OFFの
5円で仕入れて、うち1冊が100円で売れれば、
御の字というのもよく分かります。
人気コミックなどは300円で買取して
400円で売るような事も有るそうです。
つまり、1万円で2年位も売れない原価率2割の本と、
原価率8割でも即日売れる1000円の本とでは、
後者の方がお店として歓迎、ということになります。

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持参した本にどんな店頭価格がつくかを考えてみました。
「蜷川幸夫Note」が2千円、
「舞台装置の姿勢 金森馨」が2千円、
「黒澤明 影武者」が千円、
「THE MAKIG OF THE LOST WORLD」が500円、
「シャガール ポスター芸術」が500円、
計6千円。
それに対して800円は原価率13%
妥当なところでしょうか。

押し入れから発掘して、
捨てきれない本に、
アメリカで買った写真集↓があります。

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これもゴミとして捨てるよりは、
誰かに買ってもらいたい。
というわけで、ネットで調べ、
前日に下見した洋書専門店へ。
なにしろ重い本で、
「GREAT HOLLYWOOD MOVIES」や
「THE HOLLYWOOD MUSICAL」は、
それぞれ3sもあります。
2度の経験と古書店の経済的仕組みから、
たいした値段では売れない、と分かりましたので、
予想では1500円

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暑い最中、汗をかきかき神保町へ。
ネットで調べた1軒目で
「うちではこういうのは扱っていません」
と断られ、「あそこでしたら」と紹介された店へ。
受け付けの若い男性に本を出すと、
「うちでは映画はあまり扱っていないんですよね」
と言いつつ、パラパラと本をめくります。
「写真が多いのはいいなあ」
などといいつつ、
「James Levine」を除き、
残りの5冊で「2400円」という値がつきました。
予想より高い。
「それで結構です」と言い、
「James Levine」も
(無料で)引き取ってくれるよう言うと、
「では、2500円にします」と言ってくれました。
「James Levine」はオペラ好きなら飛びつきますよ、
と言えばよかったかな。

予想店頭価格では、
「GREAT HOLLYWOOD MOVIES」が4千円、           
「THE HOLLYWOOD MUSICAL」が4千円、
「THE FILMS OF STEVEN SPIELBERG」が千円、
ディズニーが各千円、
「James Levine」が500円として、
計1万1500円。
2500円は原価率22%で、かなり良い方だと言えましょう。

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そういうわけで、押し入れ整理に伴う
古書売りさばきの成績は3395円
なんとか買い手がついてくれることを祈ります。

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古書店の経営も厳しいものがあり、
「脱サラして小規模な古本屋を開業した男の顛末」というのが
ネットに掲載されていました。
興味のある方は、↓をクリック。

http://c-9.jp/secondhand-bookstore-1/




2017/7/22  10:41

投稿者:馬焦

興味深く読ませていただきました。

http://sekakono@ybb.ne.jp

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