『せつない動物図鑑』  書籍関係

[書籍紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

地球には生き物があふれている。
その生態も様々。
中には、人間と引き比べて、
ちょっと不思議で、
ちょっと悲しい現実が見られる。
その内容を「せつない」と表現して、
イラストでまとめたのが本書。

著者は、オランダのイラストレーター兼コピーライターで、
ウェブサイトで連載していたものをまとめた。
昨年に米国で出版され、
すでにフランス、ドイツ、韓国や中国など、
世界各地で翻訳されている。

各ページは、↓のように、

クリックすると元のサイズで表示します

イラストと共に表題が出され、
それに対する解説で成り立っている。

主な表題を紹介すると、

○ワニの脳はオレオより軽い
○カンガルーはけんかに負けるとせきをする
○カラスは嫌いな人間の顔を忘れない
○サイは悲しそうに鳴く
○ネズミにはほかのネズミの悲しみがうつる

○モルモットは目を開けて寝る
○ゴリラはうそをつく
○シマウマはひとりで寝られない
○エミューはうしろ向きに歩けない
○イルカは脳の半分ずつしか眠れない

○キリンが眠れるのは1日に3時間だけ
○メンフクロウの夫婦の離婚率は25%
○コボウシインコは好きなメスの口にゲロを流しこむ
○ナマケモノのトイレは週1回だけ
○ビーバーはつねに何かをかじっていないと死んでしまう

○アメリカグマは冬眠しすぎて時差ボケになる
○アリが寝るのは1日に16分間だけ
○ツチミミズには心臓が5つある
○タランチェラは2年間なにも食べなくても死なない
○コイは200年間生きられる

○キーウィはいやな思い出を5年間忘れない
○キツネは一生朝から晩までずーっとひとりぼっちで過ごす
○コアラは一日に15分間しかまともに動かない
○ウミガメは母親の顔を知らない
○タコには友だちがいない

○タツノオトシゴは動物界で唯一オスが妊娠する
○クモの母親は子どもに自分を食べさせる

まあ、動物にしてみれば、
「勝手だろ。ほっといてくれ」
ということだろう。

全112項目
興味を惹かれた方は、本書をどうぞ。

私は電車の中の中吊りを見て、
興味を惹かれて、読みました。


映画『レディ・プレイヤー1』  映画関係

[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

スティーヴン・スピルバーグ監督が
アーネスト・クラインの小説を映画化した、
仮想ネットワークシステムの謎を巡るSFアドベンチャー。

時は2045年。
環境汚染や気候変動、政治の機能不全により、
世界は荒廃していた。
その現実から逃れるために、
人々はゴーグルを着け、特殊なスーツを身にまとい、
オアシスと呼ばれる仮想ワールドの世界に入り浸っていた。

クリックすると元のサイズで表示します

創始者である亡きジェームズ・ハリデーの遺言により、
オアシスの中に隠された「宝の卵」を発見した者には、
オアシスの所有権と5000億ドル(56兆円)相当の
ハリデーの遺産が授与されるというゲームが開催されており、
エッグ・ハンター、通称ガンターが
3つの鍵を獲得して卵を手に入れるためのゲームに挑んでいた。

スラム住人の若者ウェイド・ワッツは
ゲームに参加し、奮闘していたが、
オアシスの権利を欲する世界2位の大企業IOI社社長、
ソレントが多数のガンターを送り込んで妨害していた。

ウェイドは女性戦闘士をはじめとするオンライン仲間たちとともに
IOIに立ち向かっていくが・・・

クリックすると元のサイズで表示します

という、私などの年代には、やや実感的に難しいシチュエーション。
オアシスの世界でアバター(分身となるキャラクター)同士が
戦闘したり、協力しあったりするのは、
実際はどうなのか、と???ばかり。
しかし、これを作ったのが、
同じ年代のスピルバーグだというのだから、
負けてはいられない。

VR(バーチャルリアリティ)ゲームのゴーグルは、
随分前に着けたことがあり、
その精密さと仕組みに驚愕した記憶がある。

で、映画はそのVR世界をCGを使って見せてくれる。
理論的には、やや釈然としないものがあるが、
ここは、スピルバーグの策略に乗った方が得、
と沸き起こる疑問を封印して鑑賞。
そしたら、次々と展開する
今まで見たことのない映像による
物語の奔流に身を包まれて、
楽しい時間を過ごすことが出来た。

とにかく全編CGを使った映像で、
驚愕の視覚世界が展開する。
どんな絵コンテを作り、
どんな指示を与え、
どんな技術を使って
これらの映像を具現化したのか、
スピルバーグの頭脳に屈伏した思い。
それほど素晴らしいビジュアルだ。

クリックすると元のサイズで表示します

映画の中には、様々な映画のキャラクターが続々登場する。
「ああ、あれはあの作品」と発見する楽しさ。
スタンリー・キューブリックのある映画など、
重要な謎として登場する。

また、スピルバーグの日本愛を半端ではなく、
日本人キャラクターの名前など、
スピルバーグの尊敬を感じさせる。
映画の中には、日本語のセリフが2度出て来て、
1度目は「ありがとう」。
そして、2度目のセリフはファンなら感涙する内容だ。
(映画館から出る時、若い観客が、このセリフを話題にしていた)
このセリフ、脚本で英語だったものが
撮影時にスピルバーグの指示で
日本語に変更されたのだという。

ある日本映画の超有名キャラクターが登場するシーンでは、
ちゃんとその映画のテーマが流れ、
エンドクレジットでもその旨表記されている。

クリックすると元のサイズで表示します

映画は見たことのない映像を見せるという
見せ物的要素があるが、
この映画は、その映画ファンの願望を
あますところなく満たしてくれる、CG作品の傑作

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/lT1OMfdz_5Q

なお、主人公のキャラクターのパーシヴァルとは、
ワグナーの最後の作品の
中世スペインを舞台とする
聖杯伝説をめぐる物語「パルジファル」の主人公の名前。

また、「ばらのつぼみ」とは、
オーソン・ウェルズ主演の「市民ケーン」の中に出て来る言葉。
大富豪ケーンが死の間際に「ばらのつぼみ」とつぶやいたことから、
ニュース映画の製作者がその言葉の意味を探って関係者に当たっていく。
結局、「ばらのつぼみ」の謎は解けず、
製作者は「たった一言で人の人生は表せない」
「『バラのつぼみ』は、ジグソーパズルの一片にし過ぎない」
と結論づけるが、
その直後、映画の観客だけが、
「バラのつぼみ」とは、
ケーンの子ども時代に遊んだ雪そりに書かれた文字であることを知る。
そのことが判明した直後、
そりは、ガラクタとして焼却炉に投げ入れられ、
「ばらのつぼみ」という文字は燃え尽きてしまう。

その場面を見たい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/fr93wwtiKQM?t=90


なお、日本人役ダイトーを演ずる森崎ウィンは、
ミャンマー生まれ、日本育ちのミャンマー人
今は日本国籍を取得しているから、日本人。
ダンス&ボールユニット、PrizmaX所属の27歳。
オーディションでスピルバーグの眼鏡にかなって、抜擢
既に多数の映画に出演しており、
近く主演作「クジラの島の忘れもの」が公開される。

クリックすると元のサイズで表示します

PrizmaXで歌う姿を見たい方は、↓をクリック。

https://youtu.be/yQOfYUjqlmI



タグ: 映画

ラオス旅行記Gサッカリン通りと帰国  旅行関係

2日目、午後の休憩時間、
娘と私は、探検に出掛けました。
最終日と合わせてのレポート。

ホテルの前の通り。

クリックすると元のサイズで表示します

船が捨てられています。

クリックすると元のサイズで表示します

たのあたりには、安価なゲストハウスが多いようです。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

脇道に入ります。

クリックすると元のサイズで表示します

娘と私は、いつもこういう裏道をカメラ小僧と化して歩きます。

クリックすると元のサイズで表示します

すると、こんな寺院に通じました。

クリックすると元のサイズで表示します

ワット・セーン

クリックすると元のサイズで表示します

1714年、キサラート王の治世に建立されたもの。

クリックすると元のサイズで表示します

ここはサッカリン通り
ルアンパバーンの目抜き通りです。

クリックすると元のサイズで表示します

この先で、ナイトマーケットの通りとつながります。

クリックすると元のサイズで表示します

やはり、市民の足はバイク。

クリックすると元のサイズで表示します

こんなしゃれたカフェもあります。

クリックすると元のサイズで表示します

これは、学校。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

校庭で売っています。

クリックすると元のサイズで表示します

両替屋。

クリックすると元のサイズで表示します

こんな仏像も。

クリックすると元のサイズで表示します

「千と千尋の神隠し」に出てた?

クリックすると元のサイズで表示します

笑える椅子。

クリックすると元のサイズで表示します

この店は、

クリックすると元のサイズで表示します

ジュース屋さん。

クリックすると元のサイズで表示します

一杯10000キップ(130円)から。

クリックすると元のサイズで表示します

ルアンパバーンの町は小さい町で、
ほとんど徒歩圏内に見どころがあります。

空港へ。
中には、こんな広いフードコートが。

クリックすると元のサイズで表示します

ハノイへ

クリックすると元のサイズで表示します

約45分の旅。

クリックすると元のサイズで表示します

再び深夜のハノイ空港。

クリックすると元のサイズで表示します

今度は全部ベトナム航空なので、
簡単に通過。

乗り継ぎ待ちは4時間30分。
またもフォーを食べ、
持参したドルは全部なくなりました。

クリックすると元のサイズで表示します

真夜中のハノイ出発。

クリックすると元のサイズで表示します

映画は、眠くて、何度も巻き戻し、
ついにまともに1本も観れませんでした。

クリックすると元のサイズで表示します

でも、食事はしっかりいただきました。

クリックすると元のサイズで表示します

やがて空が明けてきて、

クリックすると元のサイズで表示します

帰りは風の関係で早く、3時間57分で到着。

クリックすると元のサイズで表示します

なつかしい日本の大地。

クリックすると元のサイズで表示します

早朝6時36分着陸。

クリックすると元のサイズで表示します

わずか2泊4日の旅でしたが、
1週間もいた感じ。

ラオスを選んだのは、
「東南アジア制覇!」と宣言するためでしたが、
調べてみると、
「東南アジア」の概念の国は、下の国々。

フィリピン、ベトナム、ラオス、
カンボジア、タイ、ミャンマー、
マレーシア、シンガポール、インドネシア
ときて、更に、
ブルネイ、東ティモール

そうか、ブルネイ、東ティモールがあったか。

クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します

行くかな? 
行かないだろうな。
つまり、東南アジア制覇は、できない、ということです。

クリックすると元のサイズで表示します

今回の旅行で訪問国は1つ増えて71カ国
世界遺産は、ルアンパバーンの町が1つ増えて、156となりました。


羽生選手パレードと回顧録『日本統治時代を肯定的に理解する』  書籍関係

今日の仙台
県民栄誉賞を授与された後、
羽生結弦選手は、
東日本大震災からの復興に役立ててもらおうと、
宮城県と仙台市に500万円ずつ寄付金を贈りました。
立派。

クリックすると元のサイズで表示します

続いて、羽生結弦選手の二連覇祝勝パレード

クリックすると元のサイズで表示します

沿道には市民だけでなく、
他県や外国からも人が詰めかけ、

クリックすると元のサイズで表示します

その数、10万人余

クリックすると元のサイズで表示します

そのうちの一人が、わが娘。
「ゆづる、ゆづる」という歓声に、
娘は「バーフバリ、バーフバリ」という歓呼の声を重ね合わせ、
「まるで王の凱旋のようだった」と。

クリックすると元のサイズで表示します

ツイッターで「ゴミは持ち帰ろう」と回り、
「後がゴミだらけだったと言われて、
羽生くんを困らせてはならない」
との心情から、
みながゴミを拾って帰ったため、
ボランティアがゴミ掃除に出ても、
わずかなゴミしか集まらなかったといいます。
羽生ファン、おそるべし。

↓は当日の河北新報。

クリックすると元のサイズで表示します

パレード費用をまかなった、Tシャツ。

クリックすると元のサイズで表示します

無料の観光ガイド。
メルカリで千円で売られています。

クリックすると元のサイズで表示します

娘が買い求めたもの。

クリックすると元のサイズで表示します

そして、「仙台で買ったことに意味がある」
というプーさん。

クリックすると元のサイズで表示します

こういう時の行動力は、
父親の遺伝です。


[書籍紹介]
   
クリックすると元のサイズで表示します

朴贊雄(パク・チャンウン)氏は1926年ソウル生れ。
45年旧制京畿中学卒業。
51年ソウル大学法学部、
64年ニューヨーク大学行政大学院卒業。
落下傘遊撃隊員として朝鮮戦争に参戦し、
諸大学で教鞭を取った後、
朴正煕政権時代に75年カナダに移住
国外から韓国民主化運動に力を尽くす。
2006年、住んでいたトロントで路上強盗に遇い、死去。

本書は筆者により日本語で書かれたもので、
折々に書かれたものをまとめたものである。

本書の表紙裏には、次のように書かれている。

終生、韓国の民主化を追求しつづけた1人の知識人が、
20歳で終戦を迎えるまでの
日本統治下での青春の日々を回想。
開明的な祖父や学生時代の恩師の思い出とともに、
創氏改名、独立運動の実際を、
驚くほど率直、公正な筆で綴る。
そこから浮かび上がってくるのは、
現代化し始めた京城の、
おっとりとした街の佇まいのなかで営まれる穏やかな日常であり、
それは「虐政を施された植民地朝鮮」という
一般通念から想起される光景とはかけ離れたものだったのである。
戦後教育によってつくられた、
日韓合併に対する一面的な見方を克服し、
肯定的側面を直視することこそ、
真の日韓親善に繋がると信じて書き遺された、
渾身の一冊である。
 
                           
ここに書かれたことが全てである。

冒頭で、このように書く。

「日本人は平和愛好の弱小民族である韓国を
銃剣で踏みにじって植民地化し、
三十六年間、虐政を施しながら
土地と農産物を仮借なく収奪した。
南北すべての朝鮮人は、
当時の亡国の辛さを思い浮かべると、
今でも身の毛のよだつのを覚える」
これが今の南北朝鮮人の決まり文句となっている。


しかし、それは韓国が戦後教育で作り上げた像であって、
実際は違う、と筆者は述べる。

@当時は強国による植民地獲得戦の時代で、
 現代人が今の国際規約や国際慣習の尺度で当時を裁くのは
 不当である。
Aもし韓国がロシアや中国の植民地になっていたとすれば、
 もっと悲惨であって、
 それよりも日本の植民地になった方がはるかによかった。
B抵抗運動は
 1919年3月1日の独立万歳デモ事件以降なりをひそめ、
 日本政府は朝鮮統治を当初の武断政治から
 文治政治に変更して以降、
 おだやかな統治が続き、抵抗運動はなかった。
C日本の統治のおかげで、文明開化が急速に進み、
 学校が建ち、道路、橋梁、堤防、鉄道、電信、電話等が建設され、
 国民の生活水準がみるみるうちに向上した。
D日本統治時代に人口は2倍になり、貿易額は40倍になった。
E徴兵制は戦争末期まで朝鮮には適用されなかったが、
 志願兵を募ったところ、大変な倍率で競争だった。
 それほど日本人としての意識があった。
F朝鮮には、政争も腐敗も弾圧もない、
 かつてない天下泰平の時代だったのである。

そして、こう書く。

今の若い連中は
教科書や小説等の影響を受けて
「当時の朝鮮人は皆、日本を敵国と見なし、
ことあるごとに命を投げ出して独立運動をした。
日本の特高が全国的に監視の目をゆるめず、
多くの愛国者が次々と捕らえられて処刑された」
という自己陶酔的な瞑想に耽っているが、
これはウソである。


しかし、その時のことを知る人々は歳を取り、
証人として話す機会もない。
しかも、教育の結果、反日世論が形成され、
日本統治時代の良さを発言するだけで、
社会的指弾を受ける中、
証言することもはばかわれるのが実情である

この本に含まれる文章を書いたのは、
そのような風潮に対して、
少しでも正したい、という意図からであるという。

本書は、

T 日帝時代、僕自身の体験
U 日帝時代とは何だったのか
 
の二部に分かれ、
Tでは、子どもの頃から20歳までの経験をつづる。
そこでは、学校での日本人教師の思い出が多くさかれている。
日本人教師は大体は優秀で、子どもを愛する気迫があり、
なつかしい気分で包まれている。
戦後、恩師の消息を探り、
文通した手紙も掲載され、
日本統治時代の教育が大変うまくいっていたことが分かる。

僕は日本植民地時代に送った、
この人生の一こまを、
楽しかったと追憶し、
基本的にはすべての教師に感謝する気持ちでいる。
日本本土の日本人学生らに劣らぬ
立派な教育を受けたと信じている。


Uでは、統治時代と戦後の様々な問題に言及するが、
中で「創氏改名の実際」という部分が興味深かった。

創氏改名は、
日本が朝鮮人に強制し、名前さえ奪った、と言われているが、
この部分を読んで、ほう、そういうことだったのか、と瞠目した。

日本人の名前は
通常二文字の苗字と2〜3文字の名前から成っている。
それに対して朝鮮の名前は
一文字の苗字と2文字の名前で成っている。
つまり、名前を見ただけで日本人から朝鮮人か判明する。
それに対して、名前を見ただけでは、
日本人と区別がつかないようにしようというのが、
総督のアイデアだったという。

こうすると、その名前だけでは
朝鮮人と日本人の区別がつかなくなり、
それだけ両民族が近づいたことになると考えたわけだ。
僕はこれを、
南総督の好意から出た発想であると受け止める。
朝鮮文化の抹殺を図る陰謀や悪意からきた仕業だとは考えない。


しかも、戸籍は旧名の李や金でいいというのだから、
アイデンティティーまで奪うわけではない。
為政者にとっては、
日本人と朝鮮人の区別が明確な方が統治はしやすい。
それに反して、日本名を名乗らせることで、
差別をなくし、格差をなくする意図があったのだが、
悪く取ればいくらでも悪い取ることは出来る。

また、ハングルを奪ったと言うが、
朝鮮の学校ではハングルの授業も教科書もあったのが事実である。

慰安婦については、
軍の強制などなかったと断言する。

軍当局が強制狩り込みをしなくても、
口コミを通して多数の女性が、
その稼ぎ高に惹かれて集まってきたことを意味するのではないだろうか。


として、当時の慰安婦が兵隊の20倍も30倍もの稼ぎを手にしていたことを記す。

そして、反日感情は、戦後作られたものだという。

韓国における反日感情というのは、
植民地後期においては
上流下流の階層を問わず、
全く見当たらなかったものである。
この反日感情は
終戦後、李承晩大統領が個人的偏見と
政治的策略のもとに煽りに煽った結果である。


著者は戦後、北も南も独裁政治が続いたことを書き、
中でも北の暴政の前に同胞が苦しんでいる、と見定めている。
だから盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が
北に対して金品を送っていることを
恥辱的としている。

韓国を見ていて不思議に思うのは、
北の暴政に対して、
南の人民が怒りを感じていないである。
まさに筆者の言うとおりだ。

韓国人らは民族主義という哲学ならざる哲学を振りかざして、
同族が同族を弾圧、喝取、虐殺する
国家権力の犯罪には目をつぶり、
日本人の韓国侵犯だけを声高にあげつらう。
これは価値観の順位の喪失であり、
哲学の喪失である。
これがわからない民族は、
自治能力なき劣等民族と断定せざるを得ない。


そして、韓国人として、同胞の体質を嘆く。

僕は、僕の一生の経験にもとづいて、
韓国人には自治能力なきがゆえに
民主主義を実践できないものと判断する。
ある国またはある民族が自治に成功するためには、
その社会の構成員が
正直、誠実、公正にして開放的であり、
残忍であってはならない。
ところが韓国人には
かかる徳目が先天的に欠乏している。


最後の方で、考えてもみなかった問題提起に驚いた。
それは、
韓国が日本の敗戦後、
独立せずに日本に留まったらどうなったか
という提起である。
こんな問題を言い出した人は初めてだ。
それについては、こう書く。

韓国が日本の一部として残ったならば、
韓国は世界列強の監視の下に、
日本の植民地の地位から脱却して、
過去の植民地としての差別から立ち直って、
名実ともに日本の一部となって
政治も経済も共に発展したであろう。


全体を通じて、
日本統治の良かった点も悪かった点も書かれており、
「全部良かった」「全部悪かった」の
どちらも間違いであるという当然の結論が出ている。
ただ、歴史は正直に見なければいけないということだ。

このような考えの人が韓国にいることに心強い感を持つが、
その主張が韓国世論の上に浮上することがないのは残念でならない。

最後に「解説」として、
著者の三弟が
「行き過ぎた反日は韓国自身を害する」という文を寄せている。

このブログで紹介した関連書籍については、
↓をクリック。

「日本の朝鮮統治」を検証する

朝鮮総督府官吏の最後の証言


映画『ラブレス』  映画関係

娘が鶴岡市立加茂水族館(クラゲ水族館)に行くために、
友達と共に、早朝羽田を発った。
山形空港に着き、
タクシーに乗ったところ、
水族館まで1時間半、2万円かかると言われ、
そこで、水族館の最寄り空港の庄内空港と
山形空港は別な空港であることに気付いた。
山形県に2つも空港が存在することを知らず、
庄内空港だと思って山形空港行きのチケットを購入したらしい。

タクシーに空港へ戻ってもらい、
レンタカーを借りて水族館まで行き、
クラゲを堪能した後、
バスで仙台へ。
明日は羽生結弦選手の祝勝パレードを見る予定。

元々は仙台→水族館の計画だったのが、
祝勝パレードが22日に決まったので、
逆ルートに変更。
パレードが決まった途端に市内のホテルが満杯状態に。
娘は当初から21日仙台泊の予定だったので、
宿泊先は確保できた。
娘は無類の羽生ファン。
自分の旅行計画にパレードが付き添って来たと、
喜んでいる。


[映画紹介]

クリックすると元のサイズで表示します

ロシアのある一家の「愛なき」(ラブレス)世界を描く。

一流企業で働くボリスと
美容サロンを経営するジェーニャの夫婦は、
離婚協議中で、それぞれの恋人との新しい生活を渇望している。
その新生活には、12歳の息子アレクセイは邪魔な存在で、
お互いに押しつけあって激しく言い争っている。
ドアの陰でアレクセイが泣きながら聞いているのに・・・

クリックすると元のサイズで表示します

ボリスは厳格なキリスト教徒の社主に
離婚がばれると解雇されるかもしれないと恐れ、
なんとかごまかせないかと苦慮している。
ボリスは当初は子どもの誕生を喜んでいたが、
元々子どもが好きではなく、じきに飽きてしまったのだ。
ジェーニャは恋人に、母に愛されなかった子供時代のことを話し、
自分も子供を愛せないのだと語る。

二人がお互いの恋人との情事に浸って留守にしている間に、
息子が通う学校から
アレクセイが2日間も登校していないという連絡が入る。
警察に捜索を依頼しても、
反抗期だから数日後に戻るだろうと取り合ってくれないので、
市民ボランティアに捜索を依頼するが・・・

冒頭、雪の積もった木々が描写される。
ロシアの寒気を感じさせるような風景。
その中を学校帰りのアレクセイが行き、
拾った紐のようなものを放り投げる。

クリックすると元のサイズで表示します

どこかで同じテイストの風景を見たことがある、
と思ったら、鑑賞後、監督が
「裁かれるは善人のみ」(2014)のアンドレイ・ズビャギンツェフだと知って納得した。
前作でもロシアの寒村の風景が同じ雰囲気だった。

愛のない家庭が
息子の失踪をきっかけに再生する、
などという話ではない。
捜索を続ける中でさえ、
夫婦は言い争い、相手のせいにする。

特に、もしや行っていないかと、
ジェーニャの母の家を訪ねるエピソードがすさまじい。
母親は、別れて中絶しろと言った忠告を聞き入れなかったから
自業自得だと毒づく。
帰りの車中でジェーニャはボリスに
「結婚したのは母から逃げたかったから。
あなたを利用したつもりが、
家族を求めるあなたに利用された。
妊娠したばかりにあなたと結婚するはめになった。
中絶をすればよかった」
と言って、ボリスを怒らせる。
誰も失踪した息子の気持ちなど思い計ろうとはしない。
少しでも思いやりがあれば、
こういう言葉は言えないだろうに、言葉の毒をぶつけあう。

並行して描かれるボランティアたちの姿。
一列になって森の中を捜索する。

クリックすると元のサイズで表示します

森の向こうには遺跡のようなパラボラアンテナが
何かを象徴するように見える。

クリックすると元のサイズで表示します

やがて子どもの“基地”が、
森の中の廃墟ビルの地下であることが、
クラスメイトの証言から判明し、
夫婦と捜索隊は、その廃墟へと足を踏み入れるが……。

いつものアンドレイ・ズビャギンツェフ作品らしく、
様々な暗喩がちりばめられているのだが、
おもわせぶりな描写が多く、多少、疲れる。
政治的暗喩もあるようだが、判然とはしなかった。

そして、一年後の二人の生活を映画はそれぞれ描く。
ボリスは新しい妻の母親との共同生活に鬱屈があるようで、
子どもを邪険に扱い、
ジェーニャは、報道番組を見る夫から離れて、
ランニングマシーンで走る。
どことなく幸福ではなく、
同じことを繰り返しそうな状況を示して映画は終る。
監督の人間を見る目は深い。

クリックすると元のサイズで表示します

最後は、アレクセイが投げた紐のようなものが、
木の枝にひっかかっている様を
アレクセイが存在した証拠のように描いて、
映画は終わる。

結局、自分しか愛せず、
他者への愛を受け入れない、
人間の心の凍結状態
ロシアの冬景色と共に
観る者の心も凍りつける。

ロシアが今陥ってる精神状況とも思わせ、
世界共通の問題かもしれず、
ずしりと重いものを残す作品だった。

昔の日本映画「鬼畜」(1978 野村芳太郎監督)を思い出したが、
あれほどウェットではなく、
渇ききった味わいが恐ろしい。

5段階評価の「4」

予告編は↓をクリック。

https://youtu.be/O4hWzIgNpoo

「裁かれるは善人のみ」の、このブログでの紹介は↓をクリック。

「裁かれるは善人のみ」


タグ: 映画




AutoPage最新お知らせ