ヤマハGOSPEL NIGHT 2008が大成功で終わりました。
指揮者の立ち位置で聞く声は
まさに愛のハーモニーそのもので陶酔出来ました。
ちょっと裏話というか指揮者からの視点を書いてみますね。
MY MY MY
リハでは少しゆっくり過ぎたので
本番ではテンポを早くしようと言った僕の意見に
ついて
KEYの○○さんがわざわざ相談に来てくれた。
綿密な作戦を立てたのに
本番はやっぱりゆっくりだった(笑)
指揮で早くしようと試みたが
なぜか全然早くならない(汗)
そこですぐに頭を切り替えて、
「みんなこれで歌いたいんだな…よし、これが今日のベストテンポだ!」
とたっぷりとして優雅な
「MY MY MY」を楽しむことにして
指揮棒を振った。
結果、あの日にしか出来ない特別な「MY MY MY」になって良かったと思う。
THAT'S LIVE !!
THAT LONESOME ROAD
原曲のkeyはGでもっと歌いやすい高さの曲なのだが、そのままうちのクワイヤーでやるとテナーが30人位で主旋律、ソプ&アルトの180人でトップパート!!というあり得ない比率になってしまう。
そこで小川先生が折角keyCで書いてくれたのに、さらにKeyDに書き換えてもらうようにお願いした。
KeyCは、事前に両講師でちゃんと話し合って決めたkeyなのだが、実際にチームで歌ってみると、全体的に高い音になるので原曲の重厚感が出ない事に気がついたからだ。
そこでオクターブ下のスーパーバスを重ねて重厚感を出すために、逆に全体を全音上げる作戦にした。
ところが、こうすると重厚感は出るがソプラノはトップがつねにHighDやEにいるという限界状態になり、アルトや女性のテナーにとっては中途半端な高さになってしまう。
KeyDに変えてもらった事により、
ただでさえアカペラで難しい曲なのに
より高度な発声技術が要求される事になってしまうのだ。
その為かレッスンではほとんどのクラスが曲の終わりにピッチが半音から全音も下がってしまう事が有った。
そうなると最低音Dという限界の低音域を担当しているBASSの声が発声不可能な音域になってしまう。普通はE音でもなかなか出せない低さなのだ。
こんな理由で、きっとみんなはかなりのプレッシャーだったと思うが、本番はほぼイメージ通りに上手く行った。少々荒削りなところはあったもの、ほとんどピッチは下がらず、なんとも美しく、重厚なハーモニーに仕上がったではないか!
しかも、詩の世界を理解して心がこもっているのが通じで来た。みんな頑張ったんだね。
YOU'VE GOT FRIEND
本番前のゲネでラストのフレーズを変えてもらった。ラストにもう人ひねり欲しかったので、最後のリフの頭でブレイクをしてもらいクワイヤーの声を際立たせる事にした。
少しでも良いものを届けたいので、直前でもどんどん変更を加えて行きたい。
さらに完成に向けての”思いつき”いや”ひらめき”を生かした微調整は進む。
リハ後の楽屋でメンバーにラストのリフで静かになる部分の後半をバンドも一緒にクレッシェンド&デクレッシェンドをしてもらい、よりラストに向かって変化を付けてみたいと相談してみた。
この部分は事前アレンジリハの時に、バンドはあえて押さえた音量にして一緒にクレッシェンドしないように指定していた所だった。
クワイヤーの動きを際立たせる為と、
それに続くラスト部分での盛り上がりを出す為にコントラストを付ける為だ。
本番直前に、こんな事を相談したら
人によっては嫌がられるような事なのに
集まって真剣に考えてくれた。
○○さん
「僕はリハで高田さんがそこを落とすように指定した時、凄く納得してたんですよね、確かにその方がラストの爆発感が出るなと。だから前の部分に変化を少しでもとつけると、もったいないじゃないですかね…」
俺(流石…ちゃんと意図が伝わっていたんだ♪)
△△さん
「僕は強弱のあまり出せない楽器に持ち替えているので、変化を付けやすいパートが自然に絡むって感じがいいんじゃないかな?」
□□さん
「そうですね…それは良いかもしれませんね。その方向でやってみますか」
□◯さん
「僕はやるならやる、やらないならやらないどちらかに決めた方がいいと思うな」
◯△さん
「高田さん、どう思いますか?」
俺
(みんな時間的に余裕のないコンサートの中でなんて協力的なのだ…感動だ…)
「みなさん、有り難うございます。
それでは、折角検討して頂いたのにすみませんが、メリハリをつけたラストの爆発力を出したいと思いますので。やはり、リハと同じ形でお願い致します!」
結果、さらにメリハリがついたのではないかと思います。
さて、話がとても長くなってしったので一気に飛びますが、打ち上げもとても素敵でした。
こんな花束もメンバーから頂いてしまいました。
感謝。
本当は僕がみんなに送りたいくらいなのに…
