いつもの公園で一服、タバコに火をつけた。
すると目の前にスレンダーなスズメがパタパタと目の前に。
少し間をおいて、ずんぐりしたスズメも直ぐ後ろにつけてきた。
ずんぐりちゃんは小刻みに羽をバタつかせながら
スレンダーちゃんの後を追う。
チュン、チュン、チュン、チュンと断続的な鳴き声。
スレンダーちゃんは距離を置こうとするが、離れすぎるふうでもない。
スレンダーちゃん少し離れる。
ずんぐりちゃん、追う、チュンチュン鳴き続ける
この繰り返し。
「あ!求愛行動か!」
と思って観察眼を鋭くする。
そう、抱きつく瞬間が見たいのである。
スレンダーちゃん少し離れる。
ずんぐりちゃん、追う、チュンチュン鳴き続ける
「あ!ずんぐりがスレンダーの正面に立った」
と思いきや、スレンダーちゃんはやはり距離をとる。
「ちっ。」
すると、なんと、別のスレンダーちゃんが飛来。
スレンダーBと名づけよう。
ずんぐりがあっという間にスレンダーBに翻った。
「どの世界でも男ってこんなもんだな…」
スレンダーAは呆然。
僕の意識にもスレンダーAは既になし。
スレンダーB、少し離れる。
ずんぐりちゃん、追う、チュンチュン鳴き続ける
またこの繰り返し。
「あ!ずんぐりがスレンダーの正面に!」
「ちょっと今の何?チューしたのか?」
確かにくちばし同士でつっついた。
でもまたスレンダーB、少し離れる。
「は・や・く・し・ろ・よ、タバコがもうおわるよ!!」
ちょっと苛ついてきた。
ん…あれっ?よく見ると、ずんぐりの羽をよく見ると綿毛だ。
「あっ、そう、コレ、大きくなった雛鳥なのね…
単にえさが欲しかったんだ…」
なんだ、僕の心が不純なだけか。
さっさとタバコ消して、さっ仕事にもどろう。
(月・火は出張のため更新はありません)

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