2008/7/2
「古絵葉書を眺めつつ」
皆さんは、菅野力夫と云ふ人物を御存知でせうか?
戦前の古いポストカードを蒐集してゐる方でしたら、
もしかして、彼のことを知つてゐるかも知れませんが、
恐らくほとんどの人は、彼の存在を知らないと思ひます。
かく云ふ私も、戦前の古いポストカードで彼の姿を見る以外、
彼はぜんたい何者なのか?ほとんど知らなかつたわけですが…。
先日、ネットの海を彷徨つてゐたら、下記のサイトに漂着しました。
菅野力夫(菅野力夫研究会) http://tankenka.trycomp.info/
さながら、現代の孤独なロビンソン・クルーソーのやうに…。
ちなみに彼は、御覧のとほり、明治生まれの「世界探検家」です。
わかりやすく云ふならば、「元祖兼高かおる」とでも云ひますか。
或ひは、「懐かしの世界ウルルン滞在記」とでも云ひますか。
其れともあへて、「川口浩の大先輩」とでも申しませうか。
兎に角彼は、世界中を旅して、沢山の写真を撮りました。
そして、其の写真を、ポストカードにしてゐるのです。
其の写真の数は、な、なんと!壱萬二千八百枚も!
そんな彼に、私は何故か無性に惹かれるわけでして。
何処か、ジョン・レノンに似た其の風貌もさることながら、
彼が残した此のポストカードの、胡散臭さと幻想的な美しさ。
そして、生涯に十回も世界旅行をしたと云ふ、其の型破りな情熱に。
ちなみに私も、今月から、新たな気持ちで、旅に出よう!と思つてゐます。
と云つても、菅野力夫のやうに、実際に世界中を旅することは出来ませんが…。
其のかはり、サクラクレパスを手に、心の中で、いろんな場所へ往きたいなと。
其の場所は、幻影のやうに遠い場所ではあるけれど、淡い旅情をたづさへて。
だけど、よくよく考へてみれば、人生其のものが、旅なのかも知れませんね。
画像…私がコレクションしてゐる菅野力夫のポストカード

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