血管の壁から入り込んで、動脈硬化の原因となる脂質をなんというでしょうか?
A. 体脂肪
B. 中性脂肪
C. カイロミクロン
D. LDLコレステロール
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答えは、D. LDLコレステロール
メタボリックシンドロームになると、糖尿病や脂質異常などの危険因子のひとつひとつはそれほど重い状態ではなくとも、複数が重なり合うことで、急激に動脈硬化を発症、進行させてしまいます。
コレステロールは、動脈硬化の原因になり、肥満とも深い関係があることから、一般的に悪者扱いされることが多いです。しかし、細胞膜の材料になったり、脂肪を消化する胆汁の成分になるなど、健康を保つうえでは欠くことのできない物質です。
コレステロールには、いくつかの種類がありますが、動脈硬化を引き起こすのは、よく「悪玉」といわれるLDLコレステロールです。
血液中にLDLコレステロールが増えすぎると、血管壁から内部に入り込み酸化されて酸化LDLとなります。
外から入ってきた細菌やウイルスを異物とみなして攻撃し、感染症や炎症を防ぐ免疫機能が備わっています。酸化LDLも異物とみなされ、免疫細胞の一種であるマクロファージ(貧食細胞)に食べられてしまいます。
おなかいっぱい酸化LDLを食べたマクロファージは、自分の役目は終わったとばかりに死滅してしまいます。その死滅したマクロファージの死骸が血管の内部に沈着し、どんどん増えるにことにより血管壁が盛り上がり、血液の通り道である内腔を狭くして動脈硬化を進行させてしまいます。