
申し訳ございません。
すっかり、ほったらかしにしてしまいました。
この数ヶ月一体何をしていたのかといえば、U2などを観にいったりしていました。
申し訳ない。
この際、はっきり言っておきます。
両者を生で観た感想として
R.E.M.の方が断然セクスィです。
小生、U2も大好きですが、
やはり他人よりちょっとセクシャルなスタイプ先生が忘れられません。
そんな訳で再開しました。
「Please find my harborcoat, can't go outside without it
Find my harborcoat, can't go outside without it 」
「Harborcoat」とは上図の通りの海上防寒具のことらしいが、これが無ければ外に出られないというのは、一体どういう了見なのだろう?
スタイプ御大が↑を着て、完璧なマリンルックで歩いていたら、そりゃもう、下がるものも上がるし、黒いものも白くなるし、多分、右も左になるくらいのお祭り騒ぎだが、それはともかく、これは順当に考えて一種のメタファーなのだろう。
「They crowded up to Lenin with their noses worn off
A handshake is worthy if it's all that you've got
Metal shivs on wood push through our back
There's a splinter in your eye and it reads "REACT"
They shifted the statues for harboring ghosts
Reddened their necks, collared their clothes
Then we danced the dance till the menace got out
She gathered the corners and called it her gown 」
レーニンに傾倒したコミュニストたちが、手を取り合って「REACT=政治的反抗」を謳っている。
彼らは、「海の英雄たちの銅像=軍人=保守派」を押しやって、服の色まで統一している。
そんな中では、いっそう「Harborcoat=海軍の軍服のことか?」でも無ければ外にも出られやしない……。
この曲は、そんなことを歌ったものなのだろうか?
ある時代の共産主義者たちの熱狂は、その是非に関わらず、いくらかの文学的テーマとして取り上げられる。
今となっては、どうも彼らの眼が曇っていて、誰もそれを拭えなかったようだ、ということで落ち着いているように思うのだが、そう考えると「Harborcoat」というタイトルもなるほどな、という気もしてくる。
彼らは情熱をもって闘志を燃やしていたが、実際のところは溺れていたのではないか?
遠浅の海岸で多発する事故に、手を取り合った子どもたちが一斉に溺れてしまうことがあるそうだ。急な深みに嵌った子に引きずられて、あるいは、助けようとして、皆道連れになってしまうそうだ。
「Harborcoat」が無ければ外に出られない。
R.E.M.らしい捻くれたポリティカルソングか、「新しい」80年代を生きる若者としての過ぎ去った時代への回答なのか、そんな雰囲気を小生は感じる。
もっとも、最近公式ページでアップされている85年のライブ映像(なぜかyou tube)を見る限り、
ハイスクール時代、ちょっとませたガールフレンドが町の政治集会に参加したところ、いとも容易く、集会リーダーの都会の大学生に寝取られて
「あのすかしたアカ野郎、ぶちのめしてやる!」
と、いったような体験談を歌っているようにしか見えない。
この映像からは、右だろうが左だろうが、自分の美意識だけは裏切ってはいけないということが学べるので必見。

0