音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)の逮捕について、妻で歌手のKEIKO(KCO)=本名小室桂子=さん(36)は5日、所属事務所を通じ「このような事態を全く想像できなかった自分自身を恥ずかしく思っています。一日も早く真実が明かされることを切に願っています」とのコメントを出した。
愛知県警捜査3課と中署は1日、住所不定、無職、須賀正夫容疑者(72)を窃盗と住居侵入の疑いで逮捕した。須賀容疑者は、新聞の訃報(ふほう)欄を調べ、告別式のある家を狙う空き巣の常習犯。05年5月にも同容疑で逮捕されて服役し、今年7月に出所したばかりだった。「刑事につけられているのは分かっていたが、生活のためにやった」と容疑を認めている。同署は余罪を追及している。
調べでは、須賀容疑者は10月29日午前10時〓午後0時15分ごろの間、夫の告別式で留守だった名古屋市南区の無職の女性(69)宅の台所の窓ガラスを工具で突き破って侵入し、バッグの中にあった金のネックレス2本(12万円相当)と現金約1万8000円を盗んだ疑い。ネックレスは市内の質屋で換金していた。
同市内では今夏以降、同様の手口の空き巣被害が相次いでおり、県警が須賀容疑者をマークしていた。須賀容疑者は空き巣を繰り返し、サウナなどに泊まって生活していたという。
持ち主が分からない年金記録の照合を進めるため、昨年12月からすべての受給者と加入者計1億873万人に送り始めた「ねんきん特別便」について、社会保険庁は今月中にすべての発送作業を終える。9月30日まで計8811万人に送られた特別便のうち、46.5%に当たる4100万人からは返答がなく、171万人分はあて先不明で届いていない。発送を終えても、課題は積み残される。
特別便には、年金の種類と加入期間が記されている。特に記録に誤りがある可能性が高い1030万人(受給者300万人、加入者730万人)には今年3月までに発送。残る9843万人(同3395万人、同6448万人)分も今月末にはすべて送り終える。
回答者は多くない。記録に誤りがある可能性が高い3月までに特別便を受け取った人に限っても、655万人(63.5%)止まり。その回答者のうち、記録に「訂正あり」は395万人(60.3%)で、「訂正なし」は260万人(39.7%)だった。
一方、4〓9月に送付された7781万人中、既に回答したのは3887万人(50.0%)。記録に訂正があった人は337万人(8.7%)で、訂正なしは3550万人(91.3%)だった。
なお、昨年12月〓今年8月8日までに「訂正なし」と答えた人のうち、宙に浮く記録が本人のものである可能性が高い約24万人に再確認したところ、78.2%に当たる18万7333人分は本人の記録で、実際は訂正が必要だったことも分かった。
反政府デモが続くタイで、主要産業である観光業に陰りが見え始めた。8月以降、日本からのツアー客は急激に減少し、業界団体の予想では、10月は前年比で半減以上を記録する見通しだ。タイ国内の主要空港の旅客数も先月すでに2割減少しており、航空・旅行業界は厳しいセールスを迫られている。
首都バンコクでは、市民団体が依然として首相府を占拠しているが、現場付近に居合わせない限り、暴行などに巻き込まれる危険性はほとんどない。だが、現地旅行業者の多くが「非常事態が宣言されるなど危機的なイメージが先行し、かなり客足に影響している」と話す。
日本旅行業協会(東京都)が今月初めにまとめた、大手6社を対象とした統計によると、日本からタイへのツアー客は前年同月を100として、8月には74・9%、9月には57・9%を記録。10月の予想値は44・3%で、12月も64・8%と落ち込みは回復しない見込みだ。
景気低迷が憂慮される中で、アジア地域では、韓国と香港・マカオを除いては客足が遠のく観光地が並び始めているが、特にタイは中国と並んで急減している。
タイ国内の主要6空港の利用状況を見ても、9月の旅客数は国内、国際線とも20・2%減(タイ国営空港運営会社調べ)で、3年3カ月ぶりの低水準となっており、一向に安定しない政局や世界的な金融危機の余波を顕著に反映している。
タイ観光庁は今月8日には計54カ国の旅行業者ら約1000人を招待して視察旅行を実施、来年は1500人規模に拡大し再度、誘致を図る予定だが、「デモだけでなく、燃料費の高騰など複数の要因がからみ、なかなか完全な回復は難しい」(タイ旅行業関係者)との声が早くも出ている。
大阪府の橋下徹知事は19日、兵庫県伊丹市の陸上自衛隊伊丹駐屯地で開かれた陸上自衛隊中部方面創隊48周年記念行事に出席し、祝辞の中で「口ばっかりで、人の悪口ばっかり言っているような朝日新聞のような大人が増えれば、日本はだめになる」と述べた。
その後、視察先の大阪府島本町のウイスキー製造所で報道陣の取材に応じた橋下知事は、朝日新聞の今月3日付の「橋下TV発言 弁護士資格を返上しては」と題した社説への批判だったと説明。「からかい半分や一線を越えた批判じゃないか。からかい半分の批判には徹底的に対抗する。怒りを感じる」と述べた。
報道陣からは「大人げない」との指摘もあったが、橋下知事は「いいんじゃないですか。朝日新聞も大人げないというか、何様か知らないけれど、ああいうことを言ったわけですから」と意に介さなかった。
また全国学力テストの市町村別データ公表をめぐる報道で、新聞各紙の判断が分かれたことについて「混乱を招くとか、社会的に有害だからといって情報を出さなければ、権力者側にとっては最高の方便となる」と述べた。
JR東海の松本正之社長は15日、名古屋市内で記者会見し、平成37年の開通を目指すリニア中央新幹線のルート選定について「やりやすいルートで試算している」と述べた。山梨リニア実験線を東西に延伸させ山梨、長野県境の南アルプスをトンネルでほぼ貫通させる「直線ルート」を最も重視する考えを改めて強調した。
ただ、全国新幹線鉄道整備法(全幹法)に基づき、近く国土交通省に対して行う地形地質調査結果の報告では、長野県を迂回(うかい)する2ルートと合計3ルートに関する結果を併記する見通しだ。今後はルート選定や中間駅の設置場所などに関し、沿線自治体などと調整を進める。
JR東海が直線ルートを重視するのは、所要時間が短く、用地買収がしやすいからだ。また、リニアは磁力で車体を浮かせて走るため摩擦抵抗が少なく、最高時速500キロという猛スピードのため、急カーブでは走行が難しいという事情もある。
南アルプスを貫通するトンネルの長さは最大15キロ前後に及ぶが、すでに青函トンネル(約54キロ)、東北新幹線の岩手一戸トンネル(約26キロ)という“実績”があり、技術的な問題はない。また、今年2月から始めた南アルプスの調査で、地質面でも問題がないことが判明している。
リニア実現に向け、JR東海は8月15日に、山梨リニア実験線の車両開発にも携わっている日本車両製造(名古屋)を連結子会社化した。リニア車両の開発や生産、保守の一貫態勢構築が狙いだ。
また、リニア開通後の青写真も徐々に浮かび始めており、37年に首都圏〓中京圏間が先行開業する見込み。首都圏の始発駅は品川、中京圏では名古屋が最有力となっている。
東京都世田谷区の自宅で覚醒剤と大麻を所持したとして、警視庁組織犯罪対策5課と世田谷署は覚せい剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(所持)の現行犯で、東京都世田谷区新町、俳優、加勢大周容疑者(38)=本名・川本伸博=を逮捕した。容疑を認めている。
調べでは、加勢容疑者は4日夜、世田谷区の自宅で覚醒剤2袋3グラム(末端価格18万円)と乾燥大麻9・4グラム(同5万円)を所持していた。大麻を吸うためのパイプと覚醒剤を使うための注射器が押収されたほか、尿からは覚醒剤の陽性反応が出た。
加勢容疑者の自宅では大麻25株が栽培されており、同課などは大麻取締法違反(栽培)などの疑いでも調べている。
公式ホームページによると、加勢容疑者は平成2年に映画「稲村ジェーン」でデビュー。その後、テレビ、CM、ラジオなどで活躍。最近は台湾でも活動していた。
平成3年には独立を巡り、所属していた芸能事務所が「加勢大周」の芸名使用の禁止などを求め提訴。2年後の東京高裁で加勢容疑者の逆転勝訴が確定し、話題となった。
八百長疑惑記事をめぐり、日本相撲協会と力士らが「週刊現代」側に名誉棄損で損害賠償などを求めた訴訟の口頭弁論で、3日午後に横綱朝青龍(27)が東京地裁の証言台に立ち、八百長について否定した。
午前中には、講談社側の証人として、平成12年に日本外国特派員協会で実名を挙げて八百長を告発した元小結の板井圭介氏は「今も八百長は行われている。力士だった当時は全体の75〓80%が八百長で、自分もしていた」と説明。記事を執筆した被告のジャーナリスト、武田頼政氏は「記事で指摘した当時、朝青龍が中心になって八百長をしていた」と証言した。
パ・リーグは1日、日本ハムがクライマックスシリーズ(CS)出場を決めた。この日、日本ハムは楽天を圧倒し、73勝69敗2分けで全日程を終了。西武に敗れたロッテが残り2試合に連勝しても勝率で及ばないため。
オリックスと日本ハムの対戦となったCS第1ステージは、11日から京セラドーム大阪で開催される。
(セ・リーグ、横浜0〓3巨人、30日、横浜)霧雨が降るハマスタの夜空に、代打を告げるアナウンスが流れた。五回二死一塁。横浜の先発・工藤にかわって石井が打席に入った。
今季ラスト登板で、工藤が無念の5回3失点降板。そしてスコアは0〓3。この時点で工藤自身に勝ち星がつくことはなくなり、自身が持つプロ野球記録の連続勝利年数は、惜しくも23年でストップした。
「チームも連敗中だし、何とかそれが止まればいい。とにかく自分が投げるときは、チームの勝利に貢献できればと思っている」と話していたが、二回先頭、ラミレスに42号の特大場外弾を浴びて先制を許すと、五回にも小笠原の34号などで2失点した。
昨年10月に受けた左ひじ手術の影響により、今季は大半を2軍で過ごした。この日は実に3試合目で、本拠地は今季初登板だった。
「今年はチームに迷惑をかけた分、余計に最後までしっかり戦いたい」という願いはかなわなかったが、ファンは雨中にもかかわらず、工藤の本拠地先発に熱い声援を送っていた。