■げんこつ小僧竹蔵 星の果てまでブッ飛ばす!/作:碧星タケル/絵:藤田和日郎/電撃文庫
絵に惹かれて読んでみました。
いやあ、うしおととらの藤田さんの絵ですよ。
この大迫力!すばらしい。
不思議なじいさんが出てくるんですけど、その怪しい感じ、存分で出ています。
はかなげな少女も出てくるんですけど、このはかなさもすばらしい。
骨太の絵なんですけど、このような少女もよく表現されてるのがすごいですね。
内容は、、、えーと。
頭の悪い小僧がけんかばかりするという感じです。
内容と絵は、たしかにあってるんですけど、物語的にはちょっと僕の好みではないですね。
ただ構成とか、ストーリーとか、起承転結のあたりはとてもわかりやすくはっきりとしているので、最後まで読むことはできます。
ただのやんちゃな小僧周辺の日常なんですけど、不思議なじいさんが出てきて、ちょっと不思議な体験をして。
うまいなあと思ったのは、その不思議体験です。
読者にはなんとなく「そういうことか」と思わせるのですが、そこまではよくある手法ですけど。
登場人物にも同じことを思わせるんですね。
主人公の頭の中には、あるひとつのことがよぎった、みたいな文章が出てきます。
これ、いいと思いました。
はっきりと結論を文章にしないということで、よりファンタジーになりますね。
絵にしても物語にしても、そこらへんのライトノベルとはちょっと違うぜ、という感じです。
(H21.11.7)

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