久々に
『エイリアン』(1979,監督:リドリー・スコット)を観た。子供のころ僕は偶然観て心底嫌な気持ちにさせられた映画だ。
僕はホラー映画やスプラッター映画は大好物で、高校生のころは(今もだけど)
ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』(1978)やルチオ・フルチの『ビヨンド』(1981)やダリオ・アルジェントの『サスペリア』(1977)やハーシェル・ゴードン・ルイスの『2000人の狂人』(1964)を夢中になって観まくっていた。勿論トビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』(1974)、『悪魔のいけにえ2』(1986)も。
そんな僕でも『エイリアン』だけは改めて観返すのを避けていた。とにかく子供のころに見た嫌ああな印象が強くてダメだった。怖かったのだ。
僕は怖がりたくてホラー映画を観ているわけではない。人間や化け物がぶっ殺されるところを見たいから観るのである。怖がりたい人は絶対『悪魔のいけにえ2』(主演:デニス“今や共和党支持者”ホッパー)などは観ないだろう。
だが大学の友人が久々に『エイリアン』シリーズを観ているというので僕もしっかり観ることにしたのだ。
でね…、これが面白いんですよ! 今観ると気付かなかったことが凄くある!
まず、これは
フェミニズム映画なんじゃないか? ヒロインのリプリー(シガニー・ウィーバー)がめちゃくちゃ強い。仲間が全員ブチ殺されている中、なんとも立派だ。
で、それなのに物語の筋とは直接関係無いところではそのフェミニズムを侵蝕せんとするようなものがいくつか出てくる。
まず第一に、
どう見てもエイリアンの頭の形はペニスだ。半透明の液体出したりするし。
それからアンドロイド!
首チョンパされて死ぬとき「白い液体」を出す。去勢されて死んだ、ということか?
フェミニストを抑圧しようとする男の下卑た(しかしとても純粋な)欲望まみれの力技にヒロインがあがきまくって何とか退ける、という映画なのでないか!?
そうとしか思えない。だって……やっぱあれはペニスですよ、どう見ても。
とにかく『エイリアン』、実に面白かった。ストーリー自体は単純明快で、これまた良し。
リドリー・スコットって、やっぱり変態なんだなあ。ハリウッド残虐界の重鎮。
それにしても、何故
『ブレードランナー』(1982)の本来のバージョンのDVDがしっかりとリリースされないのか?
『地獄の黙示録』(1979,監督:フランシス・フォード・コッポラ)にしても、ああいうことは大きなお世話なのでやめて欲しい。

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投稿者: 小川新太若しくは淀川ポロニウム若しくは胡ー乱
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