ぺたぞう:「かたづけなきゃ…」
月曜日の夜、ぺたぞうは会社から帰ってくると、プラレール部屋に入るなりそうつぶやきました。
るきさん:「足の踏み場が無いのです。」
ぺたぞう:「夏の間、暑くて入るのがしんどかったから、買ったものがそのまんま積んであって…。」
というわけで片付けを始めたぺたぞう。
しかし、片付けは一向に進みません。
ぺたぞう:「何故だ…?どうして進まない…?」
片付けても片付けてもダンボールが増えるだけで、床が姿を現しません。
ぺたぞうは汗だくになりながら、困惑していました。
るきさんは知っていました。一畳プラレールはディスプレイ=在庫なので、土台の上に置かれているプラレールの量が多ければ多いほど、床に置かれるプラレールは減っていきます。
すなわち。
一畳プラレールが組みあがらない限り、部屋が片付くわけがないのです。
るきさん:「一畳プラレールを完成させたら?」
控えめに、るきさんは提案しました。
翌日。
あらためて、地下プラレールの地上部分に取り掛かるぺたぞうがいました。
まずは地上部分に橋げたの位置確認のために、思いつくがままにレールを並べてみます。
すでに地下レールが発売されてからずいぶんとたってしまいましたが、この地下レールによって、一畳プラレールはいままでになかった2つの新しいテクニックを手に入れることができました。
一つ目のテクニックは、地下レールの上が平面であるということ。
これまで、レールの上にはそのレールと同じ方向にしか橋げたを置けないため、同じ方向にしかレールを設置することができませんでした。これは、上に上に伸ばしていく一畳プラレールにかかっている、最大の障害だったと言えます。
しかし、地下レールの上の平面には、好きな方向に橋げた、レールをおけるため、地下レールを使用して橋げたの向きをリセットすることができるのです。
そして、2つめのテクニック。
中央にある2つの地下レール。実はこの中央部分の下には橋げたがありません。
地下レールは2つつなげると上からの力に非常に強く、結合部分の真下に橋げたが必要ないのです。
これは、上記テクニックでリセットした橋げたを、さらにもう一度リセットしなおすことができるということを示します。
その上、この連結地下レールを上下に設置し、挟まれた空間は、その連結地下レールの上下とはもはや無関係に好きな方向にレールや結合ポイントを設置できるのです。
つまり…
ぺたぞう:「もう、橋げたの向きに涙することも無いんだ…。ありがとうタカラトミーのひと…。」
ぺたぞうはしばらく感涙に咽んでいたのでした。
そして、決意すると、一度仮設置した地上部分を撤去します。
ぺたぞう:「やるぞ!地下一畳プラレールを完成させる!」