10月7日(火)
うちでは父が昔から大河ドラマのファンで、私も子供の頃から大河ドラマを見させられてきた。
小さい頃は日本史の知識がゼロで、ドラマの内容がよくわからず、大河ドラマの真裏に民放ドラマがあったから、そっちが見たいなあと思って、ときには父とチャンネル権の争奪戦をくりひろげた。人並みに日本史がわかってきて大河ドラマが面白いと思えるようになったのは、ここ10年ぐらいではないだろうか。
面白いか否かに関わらず大河ドラマを何年も見てきて、ふと気づくのは、主要キャラが死ぬ演技に、その時その時のトレンドがあるらしい、ということだ。演出するかたの好みなのかしら。
ひところは、「ぐああああっ……!」などと断末魔の叫びを上げて吐血したりして、日曜の夜8時にそこまでやるか、というぐらいの壮絶さであった。
そのあとは、死ぬ側はわりと淡々とした演技で、看取る側が鼻水やら何やらありったけの水分を放出しながら号泣する、というのが多く目についた。頼むから鼻をかんでください……と言いたかった。
最近は……そうねえ、主要キャラが死ぬシーンにあんまり凝らなくなった気がするね。刀でバッサリ斬られて矢で射抜かれても、なんだか舞踊みたいで。
私が知る限り、死ぬシーンの凄まじさで緒形拳さんを超えるかたはいらっしゃらないような気がする。大河ドラマ「黄金の日日」の緒形さんは豊臣秀吉を演じておられて、子供だった私に強烈な印象を残した。あのかたの演技は、とにかく怖かった。
ちなみに「黄金の日日」とはこういうドラマです。ウィキペディアから記事を引用します。
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黄金の日日(おうごんのひび)は1978年1月8日から12月24日の間に放送されたNHK大河ドラマ第16作である。原作は城山三郎、脚本は市川森一の書き下ろし。安土桃山時代にルソンに渡海し、貿易商を営むことで巨万の富を得た豪商・呂宋助左衛門(ドラマ内では助左または納屋助左衛門と呼ばれている)と堺の町の栄枯盛衰、今井宗薫の妻・美緒をめぐる今井宗薫と助左衛門らの争いを描いた作品である。市川染五郎 (6代目)(現:9代・松本幸四郎)主演。
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さて緒形拳さんの追悼ということで、TSUTAYA DISCASのレンタル予約リストに緒形さん関係の作品を何点か入れた。
大河ドラマのDVDは総集編と完全版がある。「黄金の日日」の総集編DVDがないかなあと思って探したが、これは完全版しかない。理由はよくわからない。
私も長く大人をやっていて、ドラマで秀吉が吐血して死ぬ場面で今さらビビることもないだろうし、見る者をビビらせるほどの「凄み」こそが名優を名優たらしめる最大の要因だと重々わかっている。
しかし今も私の中には大河ドラマでビビる少女が住んでいるらしくて、「黄金の日日」を予約リストに入れさせようとしないのだ。
