7月8日(火)
我が家の隣のTさん宅は瓦屋根の古い日本家屋でしたが、このあいだの岩手・宮城内陸地震で瓦が非常にヤバい状態になり、もともと予定しておられた建て替えを急ぐことになりました。
いまは古いお宅がすっかり取り壊され、ほぼ更地に近い状態ですが、まだ建築作業は始まりません。
市の教育委員会からの通達があり、Tさんの土地に、歴史的価値のある遺跡などが埋まっていないかどうかを確認してからでないと、建築にとりかかれないのです。
宮城県のお殿様といえば皆さん、伊達政宗を思い出すことでしょう。もちろん伊達さんも最初からスンナリと大名になっちゃったのではなく、地域内での勢力争いがあったわけです。
うちの近所の小学校(私の母校)は、伊達さんとの勢力争いに破れたお殿様の城跡に建てられました。
だから小学校の周辺地域を掘れば、なにか出てくる可能性がゼロとは言えないわけです。日本史を書き換えねばならぬほどの大発見かどうかは別として。
で、月曜日から発掘作業が始まりました。
「発掘」とは、埋まってるものを目指して土を掘る作業だと思いますが、埋まってるかどうか分からない状態で掘るのは、なんと言えばいいんでしょうね……。それも発掘でいいんでしょうか?
とにかくパワーショベルで30万年前の地層まで土を掘り、あとは手作業でやるみたいです。
日本史フェチである我が父が、作業の様子を見に行きました。
出土したのは、片手にのるほどの小さな茶碗のかけらで、どうやら江戸時代のものだそうです。
そんなものを見つけるために重機を使い、人件費を使い(それって税金だろ!)、Tさん宅の新築工事を遅らせるのでしょうか。Tさんはもうご隠居生活ですからね。新しいお家ができるのを楽しみにしておられるはずなんです。
市民生活と発掘と、どっちが大事なんだい!
と、スケバン刑事の麻宮サキのようにヨーヨー持って市長室に怒鳴り込んでみたい気がします。