イスラエル、エジプトとの国境に新たなフェンス建設へ
2008年02月07日 04:12 発信地:エルサレム/イスラエル
イスラエルとエジプトとの国境。手前がイスラエル側(2008年2月5日撮影)。(c)AFP/RON BOUSSO
【2月7日 AFP】イスラエル政府は6日、パレスチナ人武装組織の侵入を防ぐため、隣国エジプトとの国境の一部に強化フェンスを建設することを決定した。
政府関係者によると、強化フェンス建設の1か所目としてイスラエル南部の紅海(Red Sea)に面したリゾート地エイラート(Eilat)近郊を予定しており、続いて国境中央部にあたるNitzana地区近郊を予定しているという。両国の国境は約250キロメートルにわたる。
フェンス建設の決定は、4日にイスラエル・ディモナ(Dimona)で起きた同国内では約1年ぶりの自爆攻撃に、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が犯行声明を出したことを受けたもの。
ハマスは5日、ヨルダン川西岸(West Bank)地区出身のメンバー2人が自爆攻撃を実行したと発表している。ハマスがイスラエル国内の自爆攻撃に犯行声明を発表することは3年半ぶりのこと。
イスラエル国内では、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)とエジプトの境界壁が前月爆破され、約2週間にわたって人々の往来が可能になっていたことで、数十万の一般のパレスチナ人に紛れてハマスの武装グループがシナイ(Sinai)半島に流入したのではないかとの懸念が高まっていた。(c)AFP/Ron Bousso
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2347274/2603629
<イスラエル>エジプト国境に「防壁」新たに建設へ
2月7日20時16分配信毎日新聞
【エルサレム前田英司】イスラエル政府は6日の治安閣議で、エジプト国境に自国領との間を隔てる「防壁」を新たに建設する方針を固めた。パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界破壊や、4日にイスラエル南部でパレスチナ武装勢力による自爆テロが約1年ぶりに発生したことを受け、自国の安全確保の観点から建設着手を決めた。
イスラエル・エジプト国境は約200キロ。国境南端にあるリゾート地エイラート周辺と、ガザ地区に近い国境北部から近く建設を始めるという。イスラエルのメディアによると、有刺鉄線を張り巡らせたフェンスを設置するとみられ、建設費は約4億ドル(約430億円)。バラク国防相は2年後を完成時期に掲げている。
イスラエルはガザ・エジプトの境界破壊後、ガザのパレスチナ武装勢力が越境してエジプト側からテロ攻撃を仕掛ける恐れがあると警戒を強めた。4日の自爆テロはこうした状況下で発生し、エジプト国境の管理強化の議論に拍車をかけた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000110-mai-int
<イスラエル>ガザ地区北部に侵攻、7人を殺害
2月7日20時53分配信毎日新聞
【エルサレム前田英司】イスラエル放送などによると、イスラエル軍は7日、パレスチナ自治区ガザ地区北部に戦車で侵攻、上空からミサイル攻撃も加え、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスのメンバーらパレスチナ人7人を殺害した。同軍は6日にもガザ地区南部のハマスの警察施設を空爆するなどして、メンバー9人を殺害した。
イスラエル軍は4日の同国南部での自爆テロ事件後、ガザ攻撃を強めている。パレスチナ武装勢力も連日、イスラエル領にロケット弾を撃ち込み、暴力の連鎖が続いている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000124-mai-int
イスラエル、ガザ地区へのエネルギー供給削減を再開
2008年02月08日 16:40 発信地:エルサレム/イスラエル
2008年2月7日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部のベイト・ハヌン(Beit Hanun)で、イスラエル軍の攻撃で死亡したパレスチナ人の遺体を運ぶ会葬者。(c)AFP/MOHAMMED ABED
【2月8日 AFP】イスラエル政府は7日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へのエネルギー供給削減を再開した。同国国防省が発表した。人権擁護団体からは、武装勢力と無関係の市民を苦しめる集団制裁で、国際人道法に違反するとして非難の声が上がっている。
米国務省のトム・ケーシー(Tom Casey)副報道官は、今回の措置について、「イスラエルに自衛権があることは理解するが、ガザ地区に住む一般市民の人道的状況を侵害し、悪化させる恐れがある措置は取るべきではない」と述べ、イスラエル政府に配慮を求めた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2348015/2610672
<イスラエル>駐日大使「忘れ去られるロケット弾の恐怖」
2月8日19時15分配信毎日新聞
中東和平に取り組むイスラエルの姿勢や、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区の情勢について、ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使が毎日新聞に寄稿した。寄稿文は以下の通り。
日本の皆さんに想像していただきたい。毎日、数時間おきに防空サイレンが鳴り響き、恐怖に顔を引きつらせた住民が15秒以内にシェルターに駆け込まなければならない街の姿を。民間人を標的としたロケット弾が学校や幼稚園に降り注ぐ事態を。それがガザに隣接するイスラエルの街スデロトの現実です。
日本に同じことが起きたらどうしますか。静観しますか。そんな政府は存在しないはずです。イスラエル政府も例外ではありません。
こうした状況は、ガザのパレスチナ人武装勢力がイスラエルとの和平交渉よりも、テロと暴力という誤った行為を繰り返し選択してきた結果です。
先日、ブッシュ米大統領の主導で開催されたアナポリス中東和平国際会議で、イスラエル・パレスチナ間に和平の新たな機運が高まりました。正しい道を選択する重要性をイスラエルは理解しているつもりです。
2年前、イスラエル軍はガザから撤退し、入植地も撤去しました。和平推進が目的でしたが、イスラエルへのロケット弾攻撃はやみませんでした。ガザがハマスに軍事制圧されると、イスラエルをせん滅するというハマス憲章に呼応するかのように、ロケット弾攻撃は激しさを増しました。撃ち込まれたロケット弾は昨年だけで2000発に及びました。
ハマスが主張するガザの「人道的危機」は演出された側面が強いものです。ガザへの人道物資の搬入は続いています。自国を攻撃するテロリスト勢力に電気を供給し続ける国家など、イスラエル以外にあるでしょうか。
ガザ住民の苦境はニュースで伝えられても、ロケット弾の恐怖におびえるスデロトと周辺住民の苦しみは忘れ去られています。国際社会はイスラエルの反撃を非難しますが、ハマスのロケット弾攻撃を非難することは極めてまれです。これは異なる物差しで物事を測る「二重基準」と偽善ではないでしょうか。
ガザ住民の苦しみの根はハマスにあります。ガザとエジプトの境界の壁を爆破したハマスは、和平プロセスにも大きな穴を開けてしまいました。ガザとスデロトの苦しみに終止符を打つ唯一の方法は、ガザからのロケット弾攻撃をやめさせることなのです。
イスラエル政府は対パレスチナ政策で和平交渉と、テロとの戦いを同時並行で進めていく方針を決めました。イスラエル、パレスチナ双方の未来を破壊しようとする勢力の勝利を私たちは決して許さないつもりです。【原文は日本語】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000088-mai-int
<イスラエル首相>25〜28日に来日 27日に首脳会談
2月8日19時17分配信毎日新聞
外務省は8日、イスラエルのオルメルト首相が25〜28日に来日すると発表した。福田康夫首相と27日に会談する。同国首相の来日は、97年のネタニヤフ氏以来11年ぶり。
昨年11月の中東和平国際会議で、イスラエルとパレスチナ自治政府は7年ぶりに交渉を再開した。福田首相は、イスラエルとパレスチナ自治政府の双方の信頼醸成に向け尽力する考えを伝える方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000089-mai-pol
<イスラエル>ガザ地区の電力供給カット
2月8日19時48分配信毎日新聞
【エルサレム前田英司】イスラエル政府は7日夜、パレスチナ自治区ガザ地区からの武装勢力によるロケット弾攻撃への制裁措置として、ガザ地区への電力供給を0.5%削減した。今後も攻撃が続けば毎週、削減量を同率ずつ増やし、徐々に圧力を強めていく計画という。
ガザ地区は全電力の約60%をイスラエルからの送電に頼っているほか、エジプトが約10%を供給。残りの約30%をガザ唯一の発電所でまかなっている。イスラエル紙イディオト・アハロノトによると、削減された0.5%は100ワット電球5000個をともす分に相当するという。
イスラエル南部には7日、少なくとも10発のロケット弾がガザ地区から撃ち込まれた。ビルナイ・イスラエル副国防相は「さまざまな分野でガザの対イスラエル依存をやめさせるべきだ」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000103-mai-int