指揮者バレンボイム氏に名誉市民権 パレスチナ自治政府
2008年01月15日10時38分 asahi.com
イスラエルとパレスチナの和平に取り組む国際的な指揮者兼ピアニストのダニエル・バレンボイム氏(65)にこのほど、パレスチナ自治政府から名誉の「市民権」と「パスポート」が贈られた。
アルゼンチン生まれのユダヤ人でイスラエル国籍の同氏は12日、市民権授与が発表されたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のラマラで「イスラエルとパレスチナの人々の運命はつながっている。私が市民権を得られるのは、共存が可能だということを示している」と述べた。
同氏はパレスチナ出身の思想家、故エドワード・サイード氏との出会いをきっかけに、アラブとイスラエルの若者の混成オーケストラを99年に結成した。「相手の言葉に耳を傾けなければならない。互いへの無知こそが、平和を遠ざける」というのが持論。ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)のヒトラーが愛好したワグナーの作品を01年にイスラエルで演奏するなど、タブーの打破も試みている。
04年には、世界的な貢献を認めるイスラエルの「ウルフ賞」を贈られた際の記念演説で「(ホロコーストなど)抑圧に満ちた歴史を持つユダヤ人が、隣人の苦難に無関心でいられるのか」とパレスチナ占領を批判し、イスラエル政府を困惑させた。
パレスチナ国家に反対するイスラエルの右派からは目の敵にされ、「イスラエルの市民権を取り上げろ」と叫ぶ国会議員も出ている。
http://www.asahi.com/international/update/0115/TKY200801150052.html
ベイルート近郊で自動車爆弾攻撃、3人が死亡
1月16日10時9分配信ロイター
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1月15日、ベイルート北方のキリスト教徒居住区で米大使館の車両を標的にしたとみられる自動車爆弾攻撃があり、少なくとも3人が死亡、16人が負傷した。写真は事件現場で撮影した消火作業(2008年 ロイター/Rafi Barbarian)
[ベイルート 15日 ロイター] ベイルート北方のキリスト教徒居住区で15日、米大使館の車両を標的にしたとみられる自動車爆弾攻撃があり、少なくとも3人が死亡、16人が負傷した。米国務省は、米国人の死者はなかったとしている。
攻撃により、大使館の装甲車に被害が出たほか、少なくとも6台の自動車が破壊され、付近の建物のコンクリートなどが落下した。
ブッシュ米大統領は中東の同盟国歴訪の一環としてサウジアラビアを訪れていた。大統領はレバノンは訪問しないが、米政府は、シリアの支援を受けたイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラ主導の反対派と戦うレバノン政府を強く支持している。
レバノン政府は、この攻撃による死者は3人としているが、米国務省は、ベイルートの住民4人が死亡したと発表した。死者のなかに大使館職員はいなかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000808-reu-int
イスラエル軍がガザ侵攻、18人が死亡
1月16日11時28分配信ロイター
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1月15日、イスラエル軍がガザ地区に侵攻し、イスラム原理主義組織ハマスのメンバーなど少なくとも18人のパレスチナ人を殺害した。写真はガザ地区で撮影(2008年 ロイター/Mohammed Salem)
[ガザ 15日 ロイター] イスラエル軍が15日、ガザ地区に侵攻し、イスラム原理主義組織ハマスのメンバーなど少なくとも18人のパレスチナ人を殺害した。また、ガザ境界付近のイスラエル側で、イスラエルの集団農場(キブツ)で作業していたエクアドル人ボランティアが、境界線越しにパレスチナ人が行った銃撃で死亡した。ハマスは、銃撃を認めている。
イスラエル軍スポークスマンは、武装組織によるロケット弾や迫撃砲によるイスラエル攻撃を阻止するため、ガザ地区に約2キロ侵攻したと説明した。
医療関係者とハマス側は、死亡した18人中13人はハマスのメンバー、3人は他の武装組織メンバー、2人が民間人だったとしている。また、死者のなかにはハマスのガザ最高幹部ザハル氏の息子が含まれていたという。
一方、救急関係者によると、ロケット弾攻撃で少なくとも5人のイスラエル人が負傷したもよう。
パレスチナ自治政府のアッバス議長は、この日声明を発表し「きょう、我が人民に対して虐殺が行われた。われわれは世界に、こうした犯罪に対して沈黙することはないと明言する」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000832-reu-int
イスラエル軍、「イスラム聖戦」司令官を殺害
2008年01月16日 20:46 発信地:ジェニン/パレスチナ自治区
ジェニンでの抗議デモに参加するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のジェニン(Jenin)近郊で2008年1月16日イスラエル軍に殺害されたイスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」のWalid Obeidi司令官(前)。(撮影日不明)。(c)AFP/SAIF DAHLAH
【1月16日 AFP】(1月17日 一部更新)パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)とガザ地区(Gaza Strip)で16日、イスラム原理主義組織の司令官ら20人をイスラエル軍が殺害した。和平交渉再開にもかかわらず最近では最も激しい銃撃戦となった。
早朝、武装グループとの戦闘があったのはヨルダン川西岸北部ジェニン(Jenin)近くのカバティヤ(Qabatiya)村。治安筋によると、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の西岸地区のトップと考えられているWalid Obeidi司令官(40)が、家を取り囲んだイスラエル軍により射殺された。イスラエル軍広報担当官は同司令官の殺害を確認した。
同司令官は近年のイスラエルに対する自爆攻撃のほぼすべてについて犯行を認めている。AFPの統計によれば11月以降、ガザ地区だけで120人近いパレスチナ人がイスラエル軍に殺害されている。大半は武装勢力の戦闘員。
一方、エフド・オルメルト(Ehud Olmert)イスラエル首相は連立内閣の改造を準備しているが、主要閣僚の1人はパレスチナとの和平交渉再開に抗議して辞任を発表した。(c)AFP/Nasser Abu Bakr
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2337097/2526622
イラン孤立化で湾岸諸国と温度差 ブッシュ中東歴訪終える
1月16日22時2分配信産経新聞
【エルサレム=村上大介】ブッシュ米大統領は16日、最後の訪問国、エジプト入りし、同国のムバラク大統領と会談、8日間にわたった中東歴訪を終える。歴訪後半となったサウジアラビアなどペルシャ湾岸4カ国の訪問で、大統領はイラン包囲網の構築とイスラエル・パレスチナ和平交渉への協力を求めたが、湾岸諸国の反応は鈍く、“イラン孤立化”を狙う米側との温度差を浮き彫りにした。
クウェート、バーレーン、アラブ首長国連邦に続き、14日夜にサウジ入りしたブッシュ大統領は首都リヤドに2泊し、アブドラ国王と会談した。
サウジのサウド外相は15日夜、ライス米国務長官とともに大統領の訪問を総括する共同記者会見を開き、核技術開発を続けるイランについては「域内の重要な国であり、サウジはイランに悪意を抱いていない」と言明。「国連と国際原子力機関(IAEA)との協力を続けることがイランの利益にかなう」として、イランに対してウラン濃縮の停止を義務づけた国連安全保障理事会の決議を順守するよう求める一方で、ブッシュ大統領が唱える「イラン脅威論」からは距離を置く姿勢を示唆した。
また、任期中のパレスチナ和平の実現を目指すブッシュ大統領がエルサレム訪問中に発表した声明の中で、アラブ諸国側にもイスラエルに手を差し伸べるよう要請した点についても、サウド外相は「われわれがこれ以上、どうイスラエルに手を差し伸べることができるのだろうか」と一蹴(いっしゅう)した。
サウド外相の発言は、イスラエルが1967年の第三次中東戦争で占領したヨルダン川西岸、ガザ地区のほか、シリア領のゴラン高原を全面返還すれば、アラブ諸国もイスラエルと全面的な和平を結ぶという「アラブ和平案」に応じようとしないイスラエルに対し、アラブ側の原則を明確にしたものだ。アラブ和平案は、サウジのアブドラ皇太子(当時、現国王)が提案し、2002年のアラブ連盟首脳会議で承認されている。
米政府は、ブッシュ大統領の訪問中にサウジに対して衛星誘導爆弾(JDAM)900発を供与することを議会に通告するなど、湾岸における最も重要な同盟国であるサウジを重視する姿勢を示しており、アラブ諸国の民主主義進展や人権抑圧問題についても、サウジに直接、言及することを避けるなどの配慮を示した。
しかし、「イラン包囲網」と「中東和平推進」という、今回のブッシュ大統領による中東歴訪の2本柱ついて、湾岸の親米アラブ産油国からも十分な支持が得られたとはいえず、今後の中東外交で大きな課題を残した形となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080116-00000977-san-int
イスラエル軍、ガザ地区で民間人を誤爆、少年含む3人が死亡
2008年01月17日 00:34 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
2008年1月16日、パレスチナ自治区ガザ市(Gaza City)で、イスラエル軍による誤爆で民間人が殺害されたとされる現場。(c)AFP/MAHMUD HAMS
【1月17日 AFP】イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の中心都市ガザ市(Gaza City)で同日行われた空爆で「誤って」3人の民間人を殺害したことを明らかにした。イスラエル軍は前日にもガザ地区やヨルダン川西岸(West Bank)で武装勢力に対する攻撃を行い、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の司令官ら計20人を殺害している。
地元医療関係者によると、死亡したのは13歳の少年とその父親、おじで、3人はガザ市内を車で走行中にイスラエル軍のミサイルが命中したという。
イスラエル軍報道官は、同軍がガザ地区内での対テロリスト作戦中に、標的の近くにいた車両を誤って攻撃したことを認め、調査が開始されたことを明らかにした。
一方、イスラエルとパレスチナの武装勢力との戦闘が激しさを増す中、イスラエルの極右政党「わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)」の党首でもあるアビグドル・リーバーマン(Avigdor Lieberman)戦略担当相は、パレスチナとの和平交渉に抗議して同相を辞職するとともに、同党が連立内閣から離脱することを発表した。リーバーマン戦略担当相は、和平交渉でエルサレム(Jerusalem)の帰属やパレスチナ難民、入植地などの問題を取り上げることに反対している。
エフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相率いる連立内閣は、「わが家イスラエル」の11議席が離脱した場合でも、国会での全120議席のうち67議席を保持している。(c)AFP/Sakher Abu El Oun
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2337236/2527408
米大統領、中東歴訪 イラン包囲網…鈍い反応
1月17日8時0分配信産経新聞
【エルサレム=村上大介】ブッシュ米大統領は16日、最後の訪問国、エジプト入りし、同国のムバラク大統領と会談、8日間にわたった中東歴訪を終えた。歴訪後半となったサウジアラビアなどペルシャ湾岸4カ国の訪問で、大統領はイラン包囲網の構築とイスラエル・パレスチナ和平交渉への協力を求めたが、湾岸諸国の反応は鈍く、“イラン孤立化”を狙う米側との温度差を浮き彫りにした。
クウェート、バーレーン、アラブ首長国連邦に続き、14日夜にサウジ入りしたブッシュ大統領は首都リヤドに2泊し、アブドラ国王と会談した。
サウジのサウド外相は15日夜、ライス米国務長官とともに大統領の訪問を総括する共同記者会見を開き、核技術開発を続けるイランについては「域内の重要な国であり、サウジはイランに悪意を抱いていない」と言明。「国連と国際原子力機関(IAEA)との協力を続けることがイランの利益にかなう」として、イランに対してウラン濃縮の停止を義務づけた国連安全保障理事会の決議を順守するよう求める一方で、ブッシュ大統領が唱える「イラン脅威論」からは距離を置く姿勢を示唆した。
また、任期中のパレスチナ和平の実現を目指すブッシュ大統領がエルサレム訪問中に発表した声明の中で、アラブ諸国側にもイスラエルに手を差し伸べるよう要請した点についても、サウド外相は「われわれがこれ以上、どうイスラエルに手を差し伸べることができるのだろうか」と一蹴(いっしゅう)した。
サウド外相の発言は、イスラエルが1967年の第三次中東戦争で占領したヨルダン川西岸、ガザ地区のほか、シリア領のゴラン高原を全面返還すれば、アラブ諸国もイスラエルと全面的な和平を結ぶという「アラブ和平案」に応じようとしないイスラエルに対し、アラブ側の原則を明確にしたものだ。アラブ和平案は、サウジのアブドラ皇太子(当時、現国王)が提案し、2002年のアラブ連盟首脳会議で承認されている。
米政府は、ブッシュ大統領の訪問中にサウジに対して衛星誘導爆弾(JDAM)900発を供与することを議会に通告するなど、湾岸における最も重要な同盟国であるサウジを重視する姿勢を示しており、アラブ諸国の民主主義進展や人権抑圧問題についても、サウジに直接、言及することを避けるなどの配慮を示した。
しかし、「イラン包囲網」と「中東和平推進」という、今回のブッシュ大統領による中東歴訪の2本柱ついて、湾岸の親米アラブ産油国からも十分な支持が得られたとはいえず、今後の中東外交で大きな課題を残した形となった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080117-00000085-san-int