朝からいろいろ下見やらなんだやらで、登山にしては少々遅い時間となってしまった。「登るのは止めるかぁ?」との声もあったが「もったいないしょ!」「金曜夜から出てきているんだ、2山登らなきゃ!」
登る山の候補は2つあったけれど、今日目指す山は「奴振(1245m)」とすることにした。
「えっ!読み方?」「そのまんまだけど、ヌプリです。」隣の山から見てもあんまり立派に見えないので、昔のアイヌの人だって「ヌプリ」だなんて呼んでいなかったのじゃないだろうか?そのへんは他の誰かが考察してくれるでしょう。
大規模林道のヘアピンカーブの先っぽから、上ヌプリケショマップ川上流へ向かう37号林道に入るとそこが目指す「奴振(1245m)」への入口となる。
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10/24

10:23 cnt.770mより歩き出す。林道はクロカン4WDだったら簡単に入っていけそうな道がず〜っと奥まで続いている。おそらく車なんか入っては来ないだろうが、車を路肩によせて登山開始!

道はまったくもって林道歩きそのもので開けた林道に陽が差すと気持ちがいい。
すぐに800m二股となるが先客の車が止まっている。「キノコ採りか?」と思いながら車に近づくと旭川Noの見覚えのある車。「来ているね!」薮山仲間のoginoさんの車みたい。何処かですれ違うかもしれないが、この手の登山をやっている連中は何処を登って、何処を降りるかなんて決まっていないもんだから、同じ山に入っているのにすれ違う可能性はそんなに高くは無い。
cnt.850mを越えたあたりから道は怪しくなり、沢の中に入ったり出たりとなってくるが、道が不明瞭になると今度は先客の足跡がくっきりとしてくる。
スパイク長靴の足跡から想像すると「先客は二人いるみたいだ。」と思って歩いていると上から降りてきた。想像したとおり、ogino、EIZIコンビでした。何処を登り降りする気だったのか、ヘルメットとハーネスを装着してスパイク長靴を履いているすがたは少々大袈裟じゃないか?
そして二人は意味深な言葉を残して降りていった。


林道上はキノコがばかすか採れる。収穫作業をしながらの登山はゆったりスピード。

10:24 1020m二股から右股に入り、ピークと1194とのコルに出ようと進路をきめたが、右股は狭く、暗く、寒く、汚い。
後からは「こんな沢は嫌いだ!」と声が聞こえてくる沢は、二月も前だったら藪が濃くって突入する気になんかならない沢なのかもしれない。というか二股には見えないかもしれない。そんな枝沢なものだから、10分も遡らないうちに「尾根にあがろう!」ということになってしまった。「行けそうなら笛吹くから」とみんなを残し偵察のため尾根にあがる。

「作業道跡だ!」「ピーピーピー!」
荒れ方の少ない作業道跡も盛夏には鬱蒼と茂った道なのだろうが、晩秋の今はスッキリとしていて歩きやすい。作業道はジグを切ながら尾根をあがって行く。

cnt.1150m 作業道跡は不明瞭になってきて、何となく下降をはじめてきてしまった。
「そろそろ稜線に向かおう!」と藪に突入するも、呆気ないほどの薄い藪は私達をすんなりと稜線に上がらせてくれた。

ここからはフカフカで登山道のような稜線。ところどころ苔が生えている稜線は支湧別岳を思い出させる。
「同じエリアだもんな〜!」

12:18 1245mの奴振に到着。ピークからの展望は良くはないが、天気がいい為か明るくってのんびりした気持になるピークです。
そして三角点には樺の皮に書かれたメッセージが乗っかっていた。さっきすれ違ったogino、EIZIコンビからのものだ。「なんで私たちがこの山に登るのがわかったのだろう?」数ある北大雪の山で、点名しかないこの山に来るだろうと予想されてしまうんだから、行動パターンは完全に読まれちゃっている。そして洒落たメッセージに彼らのセンスを感じずにはいられない。
13:00 あとは降りるのみ。事前に熊ぷ〜さんからお薦めの下山ルートを紹介されていたのだが、今日のメンバーって言われた通りに行動できないんですよ。ある意味で腕の見せ所って思っていたりもするわけ。私なんか心の中で「なんで武利川方向に降りてみるかって誰も言わないのだ?」って思っていたくらい。
まぁ、途中まではお薦めのルートに向かって歩いていたけれど、結局お薦めルートの1本手前の尾根(1194から東〜北東に延びる尾根)を降る。

14:00 尾根上は笹の尾根で歩きやすく「これは作業道跡かも?」ってところも随所にでてくる。道らしき跡はジグを切りながらも尾根に忠実に延びていて、あっというまに地形図上の林道cnt.840mに着いてしまった。ここから先は登りで使った林道を歩くだけ。
車に着いて時計をみると14:16だった。
***山に登って***

7月にパンケメクンナイ川を遡行して以来、地形図を見ながら登るという登山らしい登山を久しぶりにやった。この日は年に一度の藪山愛好家のお祭りだっただけに、既成ルートをトレースするだけのハイキングと岩登りしかしていなかった私はちょっと気後れしていたのだ。
今回、スケールこそは小さかったけれど、地形図を見て、偵察をして、藪の判断をしながらルートを選定て歩いてみたら「やっぱりこれだ!」って気になってくる。探検的登山が自分の性にあっているのだと再認識。
それと下山後に、熊ぷ〜さんに聞くと、お薦めルートからはものすごい展望があったらしいのだ!そうだよな、展望にこだわる熊ぷ〜さんが景色の見えない山を薦めるわけがないもんね。これはお薦めに従うべきだったかな〜?
まぁ、わたし的には展望がなくとも、久しぶりに藪山を歩けた事実だけで満足できる登山でした。
***一緒に登った仲間***
・「地図がガイドチーム」のsaijyoさん、チロロ2、チロロ3
・「甘藷岳山荘」のあまいものこさん
・「がんばれ、私。」のlucky さん
・そしてmarbo
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