今年のお盆休みは、天気がパッとしない。ひょっとしたら雨具を着ての山行かとおもったけれど、計画どうり武佐岳に行く事にする。
何て事のない夏尾根登山道を歩くだけの山行だが、札幌からの距離を考えると易々と来られる山ではない。実家に帰省中の私と、夏休みを利用して道東観光をしているocchiは清里駅で合流し、中標津に向かった。
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8/16
本当に大丈夫だろうか?雲は厚いし、霧雨状態、根北峠を越えても天気は良くならないが、オホーツク海に高気圧があるときは、こんなものなのだ。峠をおりたらいい天気のはず。
思ったとおり、登山口に近づくにつれ、気温も上がり、雨もあがる。cnt.330m付近の車を止めた広場に着いたときには、晴天で蝉の鳴く 夏の天気になっていた。

09:58 五月蝿い(うるさい)虻と闘いながら山の用意をして、足を踏み入れた登山道はまだまだ車で走れそうないい道だ。きっとクロカン4WDなら楽々と走れるであろう道を20分ほど歩くと憩清荘という山小屋が現れ、ここでちょっと休憩する。

寒いかも?と思って着てきた服が暑くって、20分しか歩いていないのに汗だくなのだ。 この小屋、鋳物製のストーブがあり、壁には薪が積んである。冬の避難小屋としては十分な山小屋ではあるが、この時期に一人で泊るには少々勇気が必要。
ここから登山道らしくなってくる。平らで両脇から笹の茂った登山道をすすみ、急な尾根を登ると、目指す「武佐岳」が見えてくるが、まだ展望というほどの景色は望めません。
ここの登山道、傾斜をほとんど感じない笹原を歩くところがあるためか、見えているピークがやたらと遠く感じます。身体の負担がなくピークには近づけるのだけど、視覚的には「標準タイムは間違えじゃないのか?」って一瞬思ってしまうほどだ。

10:44 「4合目って表示はあったけど、5合目の表示はなかったよな〜。」って言っていると出てきました。この山の合目表示は整備してそんなに経っていないのか、表示がなくなってしまっているところは無いようです。
途中のcnt.700mくらいだっただろうか?左から明瞭な踏み跡が合流するのだが、すぐ先で藪に消えていっている。そのときは「雉道か?」と思いそんなに気にもしなかったが、今から考えると「クテクンの滝」の方に繋がっていたのかもしれない。
つい4週間前に「クテクンの滝」に行ったばかりだというのに、その想像が頭の隅にも現れてこなかった。現実にはそういうルートが存在するのかどうかはわからないが、現地での想像力の無さは、私の山ヤとしての大きな弱点かもしれない。

11:12 cnt.800m(8合目)で大休止。ここまで風がなくって風が恋しかったのだ。
涼しい風がふいている。雲は標津の山々のすぐ上にかかっており、遠望は望めないが、まずまずの景色。遠く人の声がすると思っていたら、ジャージ姿にスニーカーを履き、ウエストポーチのみの女性が走るように登ってきた。そのままその女性を見送ったが、私達は20分近くものんびりとしてしまった。
休みすぎたか?雲がだんだん多くなってきた。こんな事はしていられない。一旦コルに降り、最後の急登を終えればそこが頂上。

いつのまにか周りは笹藪から白樺にかわり、そしてハイマツになってくる。9合目を過ぎた頃に、さっきの女性が降りてきたが、やっぱり走っている。

11:52 デベソのような岩のある、武佐岳(1005m)に到達した。
雲の動きは速く、希望しないほうに雲が流れていったりして上手く行かないが、知床半島の羅臼側海岸線とか、標津山塊の山々は見渡す事ができた。
結局、斜里岳は見えなかったが、先日登ったクテクンベツ岳なんかも確認できたし、秋に薮山仲間と登る尖峰も間近に見える。スカッとした天気なら北方領土だってクッキリ見えるんだろうが、頂上の南側は黒い雨雲がかかっていて見ることは出来なかった。
「ゴロゴロ」「雷?」「そんなことないか?」
「ごろごろ」「やっぱり雷だ!」すぐ横の雨雲から聞こえているみたい。
12:23 雲が広がらないうちに下山することにする。雷が横から飛んでくるなんて嫌だからね。でもその雲は登山道とは反対側にかかっていて、9合目まで降りただけで空は青空となり、登山口までいい天気が続いた。

13:38 岩の少ない登山道は歩きやすく、あっというまに登山口まで歩かせてくれた。
まずまずの夏尾根登山だったな〜。ひょっとしたら雨具を着ての登山かも?って天気も最後まで崩れる事はなく、ぽかぽかの陽気に「なんでピークビールを持たずに登ったの?」って山行でした。
***山を降りて***
登りだしてから8合目まで、大きな虻が一匹ついてきていて煩かったが、頂上までは諦めたのかついては来なかった。だが、下山の時には8合目からはやっぱり虻と一緒に下山となった。下からず〜っと同じ虻なのかどうかはわからないけれど、同じ虻だとしたら凄いやつだな〜。
今回も下山後は「川北温泉」に入り、斜里岳の麓に近づいてからは「来運」で水を汲んできた。なんだか標津山塊に行ったときの定番の寄り道となりそうな気がする。
***メンバー***
リーダー:occhi
メンバー:marbo
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