本日10時頃、市議会の事務局から、8月16日の夕方に鷺沼ふれあい広場において小学校6年生が負傷したとの連絡を受けました。
実は、本日の朝刊で情報は得ていたのですが、新聞より遅く市役所からの報告となりました。
川崎市の記者クラブには17日の夕方にファックスにて情報提供されていましたが、議会については議事課長の判断で「本日の朝でよい」との対応になったとのことです。
役所からの情報提供のありかたに問題があります。
さて、鷺沼ふれあい広場は鷺沼プール跡地に整備された公園で、配水地の上にあります。
ちなみに、鷺沼配水池は、市内宮前区、高津区、中原区、幸区にまたがる228069世帯、給水人口にして477886人と、市内の約35%の世帯に給水を行っている、文字通りに重要なライフラインです。
鷺沼プール廃止の折りに、市民に安全に飲料水を提供する視点からそのセキュリティについて議論を重ねてきた経緯があります。
外部から配水地の心臓部に簡単に進入できないように、高さ1.8メートルの鉄柵、その上に30センチの剣先が設置されています。
今回の事故は、柵を越えたボールを取ろうとそのフェンスによじ登り、剣先が着ていたシャツに引っかかり、それを取り外そうともがいた際に左腕を剣先で貫通したものです。
早速現場検証に行くと、普通には柵を越えようと思うような形状ではないのですが、たまたま手前にあった植え込みの補強部分に足をかけてよじ登ったとのことでした。
命に関わる大事に至らず、とりあえずほっとした次第ですが、ここで2つ課題があります。
1つ目は、フェンスの高さです。
隣接する土橋小学校との境界は高さが7m20cm、フットサルコートに面するところは10mの柵があるのですが、配水地の部分は剣先を入れて2.1mしかありません。
もう少し高ければ柵を乗り越えようとは思わなかったはずで、もっと柵を高くすることができなかったのかとの指摘に対して、公園整備の折り周辺住民から「景観を損ねるので高い塀を作らないでほしい」との要望を受けて対応した、とのことでした。
早速、関係住民に確認したところ、水道局の言うようなことを要求した経過はないとのことでした。
2つ目は、セキュリティの問題です。
ライフラインのセキュリティについては、子どもがよじ登ることのできる柵ではとても十分に対応できるとは考えられず、特に、巡回がされていない夜間についての対応、さらに、配水池の入り口のみならず各種バルブや配水ポンプなど万全な態勢を考えるとまだまだ不十分な実態が良く分かりました。
そもそも、市の重要なライフライン間近に子どもがボール遊びをする公園を造ったことに問題があると思います。
この事故をひとつの契機として、セキュリティのあり方全体を見直す必要を痛感した次第であります。
今後とも、改善に向け取り組みます。

問題の剣先と柵。

配水池の入り口です。
この奥に給水用のプールがあります。

事故現場を配水施設側から見たところです。
目と鼻に給水バルブがあります。