"Wrd kfc Giko"
野良猫のギコ
『タカラ逝ってよし』
Roz goj, gaj, 1' wrd kfc py apai.
昔昔、一匹のノラ猫がいました。
Po zfna'f, vaza pur b's, vozu pu b's.
Sli, po zfna'f, vaza pf nymfn.
Nym pyi'k "Giko".
O'rfnin "Gra'" rujo'i qste't ca pypi'k rfnbw rajo'i
po nym a'nol'd son dri agf hr'dio i'nett vasra.
Giko pye'k e'rynan q'ri' "Pawb gqn aut" ogf "Gra'",
batt, po nym a'nol'd pyi'k rfnbw Giko ikoar 1' yti'd.
誰が生んだか、いつ生まれたのか、よくわかりません。
誰が名づけたのかもよくわからないけど、
名前は「ギコ」といいました。
「ゴルァ」と鳴くちょっと変わったそのノラ猫は、
無味乾燥で殺伐としたインターネットの世界で、
数多くの名前のない人々にかわいがられていました。
ギコはギコで「逝ってよし」とか「ゴルァ」とか、そんなことばかりしか
話さなかったけど、それでも、名前のない人たちは、
ギコを家族の一員のようにかわいがっていました。
Vozu a'n, 1' ricca'no py kqn i'nett.
Ra pye'k sas swnk giv mani.
Di'a, Giko pape'k rfnbw rajo'i po nym a'nol'd,
tui ra pa swnk,
"Eu.. pawjes sq'q'g tui gynpt zas.
Agf, a', a' 1, ra gwnv mani.".
"Oriy, wrd kfc. ca pq vaze, puwes?
Eu, nwk pa ca."
Agf, ricca'no py patt bryng Giko..
ある日、一人の金持ちがインターネットにやってきました。
お金持ちは、いつもお金儲けのことばかりを考えていたので、
ギコがたくさんの名前のない人にかわいがられているのを見ると、
「よし、あれを捕まえて、見世物にしよう。そうすれば、もっともっと
お金儲けができるぞ」と考えました。
「所詮はノラ猫。誰のものでもないんだろ?じゃあ、俺のもんだ」
そういうとそのお金持ちは、こっそり、ギコを持ち帰ってしまいました。
"Giko pfi'k tis? Ca pu wp..."
Rajo'i po nym a'nol'd py veri' sfnki' di'a byc Giko py tis.
「ギコがいなくなったって?そんなバカな・・・」
多くの名前のない人たちは、突然ギコがいなくなってしまったので
ひどく悲しみました。
Untr gij, roz ry pye'k rlnv Giko.
Agf pae'k swnk evidl iwn Giko.
Batt, py zfna'f po rqjq'i evidl.
それまで、長い間ギコと暮らしてきて、いままでは、
いつも一緒にいるのが当たり前だと思っていました。
でも、ちっとも当たり前なんかじゃないことに、人々ははじめて気づいたのです。
Po nym a'nol'd py iwn gqn untr hous ho' ricca'no.
Agf, ry py iwn e'rynan.
"Pawnga tqnrn Giko, pawnga tqnrn wrd kfc Giko ikoar huoa."
Ricca'no pqe'k krln't rajo'i a'nol'd pas kqn.
"Pawnga tqnrn Giko!" Co vis pye'k vidr vos.
"Pawnga qn'pn Giko!!"
名前のない人々は大勢でお金持ちの家まで行きました。
そして、みんなで声を合わせて、こういいました。
「ギコを返して!野良猫のギコを元のように放してあげて!」
お金持ちは、そんなに大勢の人がやってくるなんて
思いもしませんでした。
「ギコを返して!」その声は次第次第に大きくなっていきました。
「ギコを放してあげて!」
Ricca'no pq ynshme ra py rqnb Giko ikoar roba'no di'a pq oriy q'va'no.
Ra py tqnrn Giko revi'no tui py ynproz' a'nol'd.
"Na q'v ka" Ricca'no py ynproz' po nym a'nol'd.
お金持ちは、もともと悪い人ではなかったので、
自分が盗賊同様にギコを人々から奪ってしまったことを恥じました。
名もない人々に謝ると、ギコを人々のもとへすぐに返してあげたのです。
「申し訳なかった」お金持ちは平身低頭、名もない人々に謝ったのです。
Stri, po nym a'no ho' p't pye'k zqnki'.
Ry py swnk di'a ricca'no pa veri' ribti'.
Batt, ry py plnrm ricca'no di'a ro py ynproz'.
一部の名もない人はそれでも怒っていました。
お金持ちがあまりに自分勝手だと思ったのです。
それでも、お金持ちはきちんと謝ってくれたので、
名もない人たちはお金持ちを許してあげることにしました。
Tui ca, Giko agf po nym a'nol'd pywse roz rlnv y'v a'nl'd.
それからというもの、ギコと名もない人たちは末永く
幸せな日々を送ることができたそうな。
Y'v, y'v ed!!
めでたしめでたし
新単語
wrd 野生の、野良
nymfn 名付ける
o'rfnin 鳴く、動物が声を出す
dri 暇な、退屈な、無味乾燥な
hr'dio 殺伐とした
i'nett インターネット
ikoar 〜のように、〜みたいに
yti'c 家族
ricc 裕福な
ricca'no 金持ち
sq'q'g 見せ物
gynpt 捕らえる、捕まえる
oriy もともと、元来、所詮
patt こっそり、見つからないように
bryng 持ち帰る
brwng 持ってくる
ca pu wp そんなはずはない。 そんな馬鹿な
sfnki' 悲しむ
byc 突如、突然
roz ずっと
iwn 〜一緒に
tqnrn 返す、ひっくり返す、戻す
vidr だんだんと〜になる
ynshme 恥じる、後悔する
rqnb 奪う
roba'no 盗賊
q'va'no 悪者
ynproz' 謝罪する、平身低頭に謝る
stri それでも、それにもかかわらず
p't 一部の、部分的な、パート
zqnki' 怒る
ribti' 勝手な、自分勝手
Y'v, y'v ed!! めでたしめでたし(良かった、良い終わり)
a' もっと
Roz goj, gaj, 昔昔(ずっと前に、その又前に)

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