えっと・・・別に前回のが好評だったとかそういうわけじゃないけど(逆に全然人来てないけど)、自己満足で書き続けます。
↓から情報屋少年第2話開始です。
僕はありえない聴力を持っているせいでクラスメイト翔の秘密を知ってしまい、情報屋に強制的に入れられてしまった。
「お前。今日暇?」
「いちおう、ヒマだけど。」
学校を出たところで急に翔に話しかけられた。クラスではいつもみたいに大人びていた翔だったけど、僕の前では子供みたいだ。
「だったらさ、情報屋wingのオフィスに来いよ。正社員になったんだからさ!!」
「オフィス?そんなのあんの?」
「もっちろん。知り合いのとこのマンションを一室借りてんだ。」
「あぁ。お前んちのこと。」
ナイフとか突きつけられたから驚いたけど、所詮中学生の考えることだろう。マンガとか読んで情報屋っていうのに憧れたんだろう。
「は?オレんちは、一軒家だよ。」
「え?!お前、遊びのために親にマンション借りてもらってんの?」
「んなわけねぇだろ!!遊びじゃねぇし!オレの稼ぎで借りたの!!」
こいつも子供だな。
駅の近くにそのマンションはあった。そのアジトの部屋は結構広くて、いたるところにPCがあった。たしかに遊びっていうには本格的すぎる。
「ほらな、ホントにオレは情報屋なんだよ。とりあえずその辺座っといて。」
僕はPCをするために置いてあったイスに座った。少ししてからお盆を持った翔が戻ってきた。
「茶菓子とかいる?いるなら調達しようか?」
「ここって台所とかあるの?」
「当たり前じゃん。ここいちおう普通のマンションだぜ。」
たしかに、大量のPCがないなら普通のマンションだった。翔は僕が座っているイスの近くに座った。
「もう一人じゃなくなったから普通の家具とかも買おうかな。」
オフィスにはPCと台所、トイレしかなかった。
「じゃあ、そろそろ本題に入ろうか。」
「本題?」
「お前についてもらう任務だよ。お前の聴力をつかえばPCで集めるより効率がいいからな。」
「あの屋上で話してたやつ?」
「あぁ。あれはいいよ。あれはちょっと危険な任務だからね。」
「危険?」
「どっかの殺し屋さんからだから。失敗すればこっちも殺られかねない。」
「こ・・・殺し屋!?その子殺されちゃうの?!」
「違うよ。殺し屋の娘さんの捜索。家出しちゃったんだって。殺し屋の娘の情報なんて流しちゃったら大変だろ?」
「なるほど。じゃあ僕のつく任務は?」
「お前はある会社の機密事項を聞いてきてほしい。」
「は!?そっちのほうが危険じゃない?!」
「まぁ、確かにオレらが機密情報を知っちゃったことがばれたら危険だね。殺されるかもしれない。」
翔はニコニコして言った。
「だからお前をスカウトしたんだ。」
「はぁ!?」
こいつはなにが言いたいんだ。
「こういうのってやっぱPCだけじゃ探せないからさ、侵入しかないと考えてたんだ。でも、侵入はリスクが高すぎる。お前なら、わざわざ侵入なんかしなくても聞けるだろ?」
「なるほど。」
翔にとってはリスクが高い仕事でも、僕の聴力を使えば安全に任務遂行できる。僕は聴力のせいで翔の秘密を知って殺されそうになったけど、聴力のおかげでまだ生きているんだ。
「いいよ。その任務僕がやる。」
「OK。任務を実行する日はオレから連絡するから。」
「わかった。じゃあオレの携帯の番号は・・・」
僕は携帯を取り出し、操作する。
「あ!いい。普通の携帯は使えないから。ちょっと待って。今持ってくる。」
「え?」
翔はなにかを探しに行った。少しして戻ってきた翔はケータイを持っていた。
「これあげるよ。オレの親機にしかつながらないけど、情報がもれる心配もない。」
「あぁ。そういうこと。」
僕はそのケータイを受け取る。
「それは毎日持ち歩けよ。盗まれたりするんじゃねぇよ。寝るときだって手放すんじゃねぇよ。大事な情報源になるんだからな。」
「わかった。じゃあそろそろ帰るよ。」
僕はケータイをポケットにいれて立ち上がった。玄関に行き、ドアをあけるといつもの風景で、オフィスが別の空間のように思える。
「じゃあ、がんばってくれよ。新人君。」
部屋の中から翔が声をかけた。僕はそれに手をふってかえした。

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