ぼろぼろの靴下を引きずりながら♪
親の因果が子に祟ったのか
知らずに毒にあたっちまったか
おれは生まれた時から
頭のねじが緩みっぱなし
あ〜天を仰いで神を恨んだよ、父ちゃんは〜
あ〜、ぼろぼろの涙を流してさ〜
あ〜、ぼろぼろの涙を流してさ〜
叩けば鳴るよな空っぽの頭
図体ばっかりでかくなり
そんなおれができることといや
日がな一日声を張り上げ
あ〜素っ頓狂な歌を歌うことぐらいさ〜
あ〜ぼろぼろの靴下を引きずりながら〜
あ〜ぼろぼろの靴下を引きずりながら〜
父ちゃんはしがない貪百姓
冷夏にやられた凶作の年
出稼ぎでにも行かなけりゃ
大事な田んぼが持ってかれちまう
あ〜、かわいい女房よしばしのお別れだ〜
あ〜夜汽車に揺られて見知らぬ街へ〜
あ〜夜汽車に揺られて見知らぬ街へ〜
難しいことは何にもねえ
言われたことだけやってりゃいいのさ
契約書差し出した親方の顔は
絶対忘れやしねえ。
あ〜ヤバい仕事だとはうすうす感づいちゃいたのさ
あ〜風がばたばた騒ぐ日だった〜
あ〜風がばたばた騒ぐ日だった〜
いかめしい防御服を着せられ
でっかいマスクを被らされ
もたもたしてたらどやされる
だから、時間が延びても文句は言えね〜
あ〜、できることなら逃げ出したいほど怖かったけれど
あ〜真っ暗で熱い釜の中で
あ〜真っ暗で熱い釜の中で
長い長い冬が終わり
借金返すめどもついた
一目散に目指す故郷
目に浮かぶのは女房の姿
あ〜、あんた無しではとても生きちゃいれないって女房は言って
あ〜ぼろぼろの体を引き寄せた
あ〜ぼろぼろの布団に引き寄せた
それから十月十日が過ぎて
おいらが産声上げた日から
近所の見る目が変わりだした
なんだかよそよそしくなった
あ〜、俺達が何か悪とこどしったっていうのかよ〜
あ〜まるで重たい罪をしょわされた気分
あ〜まるで重たい罪をしょわされた気分
見てみぬ振りするあんたがた
他人事気取りのそこのおめえさん
いつか気付くときがくる
誰一人逃げられっこねえ
あ〜空にも海にも見えない毒は広がっている
あ〜めぐり巡ってあんたの食卓へ
あ〜めぐり巡ってあんたの腹ん中へ
原因不明の病に倒れ
床に伏せるあんたを見て
大声で笑ってやろう
ざま見ろって手を叩こう
あ〜だけどすぐに忘れて許しちまうだろ〜な。
あ〜ぼろぼろのハートは同じだもの
あ〜ぼろぼろのハートは同じだもの
人目を気にして俯いて
びくびく暮らしてる父ちゃんよ〜
悪びれることなんかないのさ
命の分まで生きりゃいい
バカでいい
ドジでいい
カスでいい
クズでいい
役立たずでいい
オチコボレでいい
邪魔者でいい
何でもいい
呼ばれたい
呼ばれたい
呼ばれたい
デクノボウと呼ばれたい
だらしなくていい
かっこ悪くていい
救いようがなくていい
何でもいい
呼ばれたい
呼ばれたい
呼ばれたい
デクノボウと呼ばれたい