>>●効率の良い方法を選ぶ
DMを打つときに考えなければならないのは、どのようにして送るかという
方法だ。何事も始めてだと、効率よくできない。エース会計事務所のチラシは、
表が半透明、裏が透明のビニール封筒で送る。表に住所と「料金後納郵便」を
印刷し、タックシールを貼り、チラシを折って入れ、封筒についているテープ
を剥がして、郵便局に持っていけば発送完了だ。
私は「TAX Navigator」で毎年7万通のDMを出していた経験があり、それで
得たノウハウを使っている。第一は透明の封筒にすること。封を開けなくても
場所も内容も見えるうえ、普通の封筒よりも安い。興味がなければ捨てればよい
。
第二は事前の郵便局での承認が必要だが、後納郵便と印刷すると、切手を張る
手間がなく、1ヶ月分の料金をまとめて後払いの銀行自動引落で支払うことが
できること。
第三は、タックシールに印刷する法人の名簿を入手していたこと。ポイステ
ィング業者は、「スーパーコストダウンドットインフォ」をつくったときに探
してあった。
>>●しっかり対応できる準備が大切
送る方法と同時に考えなければならないのは社内の受入体制で、余裕をもっ
た準備と対応が欠かせない。DMやポスティングをしても、いつ、どのような
反応があるかわからないが、どんなお客さんでも歓迎というわけではない。
突然、事務所を訪ねてくるお客さんや問い合わせの電話が入るなど、いろい
ろなパターンがある。事前に対応の基本的な考え方と、典型的ないくつかのパ
ターンを社員全員に周知して、スムーズに対応できる体制をつくる必要がある。

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