市長の政治姿勢について
清水市長におかれましては9月13日の就任から約4カ月を経て多忙な毎日を送られているものと思います。現在の困難な局面にあえて立ち向かおうとする市長のその前向きな姿勢に多くの市民が共感を覚え、変化への期待感と若さあふれるニューリーダーという新鮮な印象が市民に支持された結果と受けとめております。本市を取り巻く多くの難題が待ち受けており、それに対する市民の期待が大きければ大きいほど市長の責任も大きなものになると同時に、また、市長の手腕が大洲市の将来を左右すると言っても過言ではありません。
この厳しい状況の中で市政運営を進めるためには、市長の強いリーダーシップとぶれることのない信念が不可欠でありますが市長に就任された率直な感想、そして政治家としての信条、市政を担う基本理念をお聞かせいただきたいと思います。市長は公約でチャレンジ(挑戦)・コラボレーション(協働)・チェンジ(変革)という「3つの“C”のまちづくり」を掲げられていますがいまひとつ
何をしたいのかということが伝わりません。もう少し具体的なことがわかればお教えいただきたいと思います。また大森前市長における重要課題への取り組みについて計画の見直や新たな政策等はあるのか、それともそのまま継承するのかお伺いします。
特に財政健全化においては今の危機的状況にある大洲市にとって大変重要な課題でありますが、どのように改善していくおつもりかお伺いします。
また山鳥坂ダム建設の有無に関して今回の市長選挙の結果はそれを是とされたものではないということは十分ご承知であろうかと思います。松山大学の調査においても約半数の市民はダムが必要でないと考えているとの新聞報告がありました。国政においても民主党政権によりコンクリートから人への政策転換が行われ各地でダム事業の見直しが行われています。こういった状況のなかで市長は本当に治水のためにはなにがなんでもダムが必要と思っているのか、また住民投票で市民にその是非を問うおつもりはないのかお伺いします。
そして公用車についてでありますが全国的には市長公用車、または公用車の廃止や整理縮小が行われている事実もありますが市長はどのように考えておられますか。市長選挙のとき公開討論会で市長公用車は子供たちの夢となるから必要であるとの趣旨の発言があったとお聞きしましたが、本当にそんなことをお考えでしょうか。時代錯誤も甚だしいと思いますがその真意をお聞かせいただき今後市長公用車をどうするおつもりかお聞きします。
大洲市の歯周疾患検診について
わが国では近年、癌・虚血性心疾患・脳血管障害・糖尿病といった生活習慣病に罹患する人口が増加し、国民医療費の約3割を占めるに至っています。
それに対し、平成12年国は生活習慣病予防やその原因となる生活習慣の改善を図る目的で、国民が主体的に取り組める健康づくり運動、「21世紀における国民健康づくり運動」いわゆる「健康日本21」を策定しました。
そして 平成14年7月には、「健康日本21」を中心として疾病予防をさらに推進するために、「健康増進法」が制定され、翌15年5月より施行されるなど国民の健康維持と医療費抑制にむけて、国を挙げての取り組みがなされています。
ここ大洲市でも「健康日本21」を受けて、平成15年に「健康日本21大洲市版」である「あなたが城主!健康おおず〜健康づくりは私が主役!〜」が完成し、翌16年より実施されています。また19年には中間評価も実施されました。そして20年より「高齢者の医療の確保に関する法律」による「特定健診・特定保健指導」も行われています。
策定された「健康おおず」では、「いきいきと心ふれあいながら、自分らしく暮らすことができる大洲」を目指して目標や計画を設定しています。さらに、この計画を達成するために@栄養 A運動 B歯 C休養 D酒 Eタバコ F循環器疾患 GがんH骨・関節疾患 I糖尿病 の10項目を設定しています。
平成20年1月に発行された「健康おおず・中間評価と今後の取り組み」では、
若年層からの肥満、生活習慣病が増加傾向にあることが明らかにされました。
計画達成の10項目の中に「歯」がありますが、ここではむし歯や歯周病にかかるリスクを減らし、80歳で20本以上の自分の歯を残す、つまり「8020運動」に重点がおかれています。8020を実現している人は医療費や介護費を削減できるとの調査報告があり、厚労省としても「歯科保健医療の充実に努める」との姿勢を打ち出しています。 平成20年の大洲市中間評価「8020運動の認知度」で「8020運動を知っている」と答えた人は、男性で22.8%、女性で38.5%。「はっきり知らないけれど、言葉は聞いたことがある」と答えた人を除くと、男性の7割、女性の5割が「8020運動はわからない」と答えています。ここ大洲市では、まだまだ口腔保健に対する意識が低いと言わざるを得ません。
また、8020達成者は全国で22.8%、愛媛県で17.3%です。これとは直接比較できませんが、20年大洲市中間評価で、「基本健診結果説明会時歯科相談利用者の残存歯の状況」が報告されていますが80歳以上の残存歯数は、本来28本あるうちの、男性9.4本・女性7.0本・平均して8.2本との状況を示しています。ちなみに60歳代でかろうじて残存歯数20本を超える平均20.8本、そして70歳代で20本を下回る平均12.7本となっています。
つまり現状のままでは、平成20年時に70歳代であった人が、約10年後80歳代になった時には、8020を達成できないのだということを示しています。
成人期以降、歯をなくす主な原因は歯周病です。70歳代、80歳代の高齢者の残存歯数が少ないのは、歯周病の治療や予防ができていないことが一因と考えられます。
1歳6カ月から高校卒業時までは、母子保健法や学校保健法で歯科健康診査が実施されています。しかしそれ以降は、法律の下での歯科健診の機会を与えられておりませんが実施できるとすれば「高齢者の医療の確保に関する法律」にもとづく特定健診時にあわせて歯周疾患検診を行うことが考えられます。歯周疾患検診は特定健診項目には含まれていませんが、厚労省は健康増進法における保健活動として実施できるとしております。
特定健診は40歳以上74歳までが対象となっておりこの健診で生活習慣病、いわゆるメタボリックシンドローム、メタボを早期に発見するというものですが、最近の研究では、メタボと歯周病の関係が明らかになっています。
また重度歯周病のある糖尿病患者では、歯周病を治療することで糖尿病もよくなるということです。
歯周病は循環器疾患とも関係があり歯周病菌は動脈硬化のリスクを高め、心臓の冠動脈で動脈硬化が起これば、虚血性心疾患を招きます。冠動脈の動脈硬化部分には歯周病菌も見つかっています。
妊産婦に歯周病があると早産や低体重児出産を招くことや、高齢者や寝たきりの人に歯周病があると、歯周病菌が気管に入りこみ肺炎を起こし、最悪の場合死にいたることも知られています。
このように歯周病と全身の健康とは密接に関係しているにもかかわらず、歯周病予防や、早期に歯周病を発見し治療に結びつける機会が、大洲市健康づくり事業では少ないのが現状です。
この10月に大洲市保健センターが発行した「平成21年度大洲市の健康づくり」を見ますと、歯科健康教育・健康相談の参加者は他に比べて少ないものになっています。毎年11月に保健センターで開催される「福祉と健康づくり 市民のつどい」では歯科健診をしていますが、年1回の開催と回数が少なく、受診者数も少なく、また対象者も各世代にわたるため、成人に対する歯周疾患検診といった明確な位置づけはできません。
愛媛県20市町中、歯周疾患検診を実施しているのは6市町になっていますが、愛媛県歯科医師会が行ったアンケートでは、様々な取り組みを含めると約15市町で行われているという結果を得ています。また厚労省統計「歯周疾患検診の実施市区町村数及び検診実施率の年次推移」を見ますと、実施率は年々増加し、平成19年には52.3%に達しています。このような動きの中で、大洲市が歯周疾患検診を実施していない現状は、憂慮すべきと思われます。また妊婦健診の無料化・公費負担は実施されるようになりましたが妊婦健診で歯科検診をするという法律はありません。しかし四国中央市や西条市では一部公費負担で妊婦歯科健診が行われているところです。せっかくの健康増進法、そして特定健診の機会が与えられているのですから、その健診の機会を効率よく利用して、歯周疾患検診を行う、そうすることで大洲市民の健康が守られ、さらに医療費・介護費削減につながることは、明らかな事実であります。「健康おおず」施策は、3年後の平成24年度まで実施されます。口腔保健の重要性に理解を深め、事業を進めていただくよう切に希望しますが理事者のご見解を御伺します。
父子家庭に対する支援
父子家庭に対する支援の充実についてであります。ここ数年、離婚などによる父子家族がふえてきております。そして、家族の多様化、不安定な経済・雇用状況等を背景に、経済的に困窮する父子家庭の存在が問題化しています。そんな中、現行の児童扶養手当制度が父子家庭を対象としていないことから、父子家庭に対する経済的支援を独自に実施する自治体が広がっています。厚生労働省母子家庭等自立支援室によると、児童扶養手当は1961年に設けられた制度で対象は、18歳未満の子どもがいて、一定の所得を下回る母親や祖父母らだが、戦災で夫を亡くした母親支援に向けた制度のため、父親は対象外となっており子ども1人の母子家庭の場合、230万円未満の所得制限があり、所得額に応じて毎月9850〜4万1720円の手当が支給されるそうです。
母子家庭においては、児童扶養手当のほか、職業訓練の受講費を最大10万円まで補助する自立支援教育訓練給付金や、事業を始める資金などを無利子や低利子で融資する母子福祉資金貸付金などがありますが、父子家庭に対してはそのような支援制度は一切ありません。父子家庭の中には、不況により解雇された方や日雇い派遣労働者などもおり、生活が不安定で子育てが大変である方も多いと思います。 厚生労働省では、父子家庭と母子家庭では年収に差があるという理由で平等な扱いはしておりません。そのため、父子家庭に対し、独自の支援策を導入する自治体がふえているのが今の現状であります。父子家庭の18歳以下の子供に児童育成手当を支給したり、東京都は父子、母子を問わず、ひとり親家庭に子供1人当たり月額1万3,500円の児童育成手当を支給するなど、父子家庭に対し平等な支援策をとっております。このように母子家庭と同じように低所得の父子家庭に対し、独自の支援制度を導入し手当や支援金を支給し父子家庭を支援する動きが、いろいろな自治体で広がりつつありますが、ようやく支援が始まったばかりで、父子家庭に支給される手当は母子家庭に比べて低額であるというのも実情のようであります。
父子家庭の生活の安定と自立の促進を通して児童の福祉の増進を図ることを目的とし、児童扶養手当などの経済的支援は母子家庭に対してだけではなく父子家庭に対しても実施すべきであると思います。
今、男女平等の社会であります、本市においても、母子、父子の区別なく父子家庭を母子家庭と同様に支援し、世帯の所得に応じた支援策を講じる必要があると思いますが、当局の考えをお聞かせ願います。
また、この大洲市において、ひとり親家庭の実態調査を行っているのか、また行っているとしてその結果はどうであるかも併せてお知らせ願います。

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