2006/11/7
「年金制度」
年金制度が危機に瀕し、何度も保険料値上げや年金額切り下げなどの策が講じられるが、一向に将来の不安は払拭されない。あげくの果ては社会保険庁全体の裏金作りや不正などが表面化し、その不満の矛先は職員の働きぶり公務員としての身分にまで向けられ、年金制度も組織も、まったく国民の信用を失ってしまった。
しかし、大多数の国民にとって、退職後の生活や、障害や一家の大黒柱を失った時の経済生活を支えるのは、年金制度であり、大きくは社会保障制度である。
若い人たちの間には、年金制度なんて信用できない。給料から保険料を天引きされるより、その分手取りとして欲しい。なんて言う人が多いのだが、逆に中高年になり定年が近づいてきたような人たちは、若い頃ちゃんと年金に加入していればとか、もっと年金に関心を持っていればとかの声を聞くのである。当たり前と言えば当たり前なのだが、これは、年金制度をきちんと知らせしめなかった政府にも、自ら関心を持とうとしなかった国民にも責任が有ると思うのである。
また、年金制度自体非常に解りづらい。厚生年金は公務員の恩給制度を真似ながら、戦時の費用徴収を目的として制定された。目的そのものが不純であることは別にしても、後から制定された国民年金とは、保険料も給付も全く異なる。
場当たり的にその時代その時代に、都合の良いようにつぎはぎされた年金制度は、デフレ低成長経済の下では、繕いきれなくなってしまったようだ。

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投稿者: kinkuniwada
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