県議会の2月定例会で会派「民主県政会」は,
大曽根哲夫議員(広島市安芸区・6期)を代表質問に,
金口巖議員(尾道市・1期)と
高橋雅洋議員(安芸郡・2期)を一般質問に立て,新年度予算や緊急雇用・経済対策について知事らの見解を求めました。
会派を代表して質問初日に登壇した
大曽根議員は「今年初めて当初予算の要求基準で,効率的な執行で捻出した事業費の抑制額を,次年度予算の財源に活用できる制度を導入した。これは事業の組立てから執行の全段階で,常に職員に節約意識を持たせると期待する。この制度でどの事業に対して予算措置したのか,また予算節約の奨励策の定着にどう取り組むのか」と質問。
これに対し知事は「財政健全化の取組みは,単なる削減のための削減であってはならず,取組みによって生まれた財源を,将来に向けて効果的に活用していく姿勢が重要」と前置きし「この制度のように,より効率的に予算を執行する意識を徹底させ,施策に必要な財源の確保に努め,県勢の活力を生み出していく」と答弁しました。
続いて大曽根議員は「県は切れ目のない緊急対策として,総額509億円を措置したが,この予算を活かすためには,県民に分かりやすくワンストップで情報などが提供されるしくみが必要。中小企業に対する経営支援対策と,増え続ける離職者に対する雇用対策との二段構えで,綿密な対応を講じると同時に,国・県・市町の対策を総合的に発信していくべき」と提案しました。
これにも知事が「まず中小企業に対しては,業績悪化に伴う資金需要に応えるため,特別資金の融資枠を大幅に拡充し,総合相談会を開催するなど,経営の安定化に向けた取組みを支援する」と述べ「離職者等に対しては,生活・就労情報の提供を行い,ミニ企業交流会や合同就職ガイダンスを開催するなど,再就職を積極的に支援する」と明言しました。
続いて
金口議員は緊急経済対策について「経済対策である以上,地域経済の活性化に繋がる配慮・工夫が不可欠。内容は交通の安全確保に向けた路面補修などを実施するもので,県民の安全・安心の確保に取組む姿勢の表れ」と理解を示し「どのような配慮・工夫のもとに,地域経済の活性化に繋げるのか」と質しました。
これに対して知事は「具体的には,橋梁とトンネルの未点検箇所の点検実施,また洪水防止の河川堆積土砂の撤去や,ため池の改修などを実施する市町等への支援を行う。県内に効果が幅広く及ぶよう配慮し,切れ目なく補正予算と連動させる」と答弁しました。
また団塊の世代を含む高齢者の一人ひとりが地域の担い手として活躍できる社会の構築に向けて「プラチナ世代という呼称の普及も含め,これからの社会を支えていこうという機運を大いに盛り上げるべき。プラチナ世代の社会参画に向けてどう取り組んでいくのか」と質問しました。
健康福祉局長は「退職期を迎える団塊の世代や高齢者に,培ってきた豊かな技能や知識を活かし,地域を支える一員として活躍していただきたい」として「退職後も切れ目なく,地域活動へ参加できるよう,現役世代に対しても積極的に働きかけていく」と回答。続けて「プラチナ世代支援協議会を新たに設置し,県と関係団体がこれまで培ってきたノウハウを活かしながら,従来とは異なる取組みを推進する。具体的には,退職前の意識啓発,将来のリーダー育成を見据えた体験型研修や,現役世代に着目した研修の導入など,プラチナ世代の社会参画を推進する」との回答を得ました。
一般質問の最終日に登壇した
高橋議員は「国直轄事業負担金は,県や県議会が事業決定に充分関与できないままの負担で,早急に見直しが必要。知事は分権改革のトップランナーである広島県代表として,国からの権限移譲,地方の役割に応じた自主性・自立性の高い自治財政権の確立に向け,どう行動するのか」と質問しました。
これに対して知事は「分権型社会を構築するために,自治行政権・自治財政権・自治立法権を十分に備えた地方政府を実現することが必要」とし「まず国からの権限移譲は,現在の都道府県制度のもとで可能な最大限の移譲を行うべき」との考えを表明。続いて「国庫補助負担金や直轄事業負担金の廃止などを一体的に行うことにより,地方の自主的・自立的な地方税財政制度を求めていく」と答弁しました。
続いて「深刻な経済不況の今こそ,県民に夢と感動を与えるような施策が必要だ。未来のトップアスリートとなるジュニア選手の早期発掘や,更なる育成強化への取組みも重要である。選手の活躍で県民が元気になると,その心理効果で地域社会や経済の活性化を促進できる」との持論から,ジュニア選手の育成・強化に向けた取組みについて質問しました。
これには教育長が「中学生・高校生に対する一貫した指導の充実や,指導者の養成,スポーツ医・科学を取り入れたトレーニングの導入などに取り組む」と回答。加えて「来年度から未来のトップアスリートの育成を図るため,競技団体が実施する強化合宿を支援するなど,競技力の高いジュニア選手の育成・強化に努める」としました。
その他の質問は,下記の録画からご覧ください。
http://www.chuukei.pref.hiroshima.lg.jp/rokuga/0902.htm

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