「『カミクボ通信』気恥ずかしいけど、ま、いいか。」
2000年頃に、web上で同名の雑記をやっていた。「カミクボ」とは私の名前である。
当時はまだ個人で情報発信出来ること自体が新鮮で、今ほど個人情報に過敏ではなかった時代だったから
ネット=「匿名の世界」という図式がそれほど意識されていなかったし、当時は、版画制作を中心に活動していたこともあり、自分を売り出す一つの手段という意識で、名前を雑記のタイトルにするということに何のためらいもなかったわけだけれど、今改めて、同名のブログを作ってみると、素性がバレてしまっている怖さと、気恥ずかしさにおそわれる。
しかし、ネットの情報が誰かの著作のパクリだったり、無責任な得体の知れない情報の感を拭えないのは、やはり、書いている人間が匿名だからだろう。
読む側の立場としては、どこの馬の骨ともわからない人物がベールの向こうで書いている文章より、たとえそれが無名の人物でも誰が書いた文章かわかっているものの方が信頼出来る。
あえて、当時のまま「カミクボ通信」としたのは、「大したことは書けないけれど、せめて、自分の書いたものには責任を持とう」という、私なりの考えによる、この文章を読んでもらった方に対する礼儀のつもりだ。

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